2014/01/24(金)「2014年 外国人投資家15兆円の買越(福永博之)」資産形成力養成講座

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2014年がスタートし、株価は為替と共に乱高下を繰り返しています。今年はNISAがスタートするポイントですが、経済がしっかりと改善するのかを見極め、投資をしていかなければいけません。強い米国経済を背景に、世界経済は好転するのか? インフレが期待される中では、インフレを想定した資産形成にシフトしなければなりませんが、そのためには自ら考えることが重要です。「自ら考え、自ら行動を起こし、資産を形成すること」 私たちは今年も教育という観点からサポートしてまいります。

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2014年 外国人投資家15兆円の買越(福永博之)

2014年 外国人投資家による買越額 およそ15兆円

 

 12月にどの投資主体がどのくらい売り買いをしたか、投資部門別売買代金の動向を見みると、外国人投資家が大幅な買い越しを続けているのがわかります。12月第2週、第3週、第4週まで続けて買われていました。

 この外国人投資家動向ですが、去年の年間を通した買越額は、およそ15兆円に上っています。買い越しだけで15兆円ということで、売り買いをあわせると、とんでもない数字になります。その15兆円が日本株に入ってきたことで、株価は去年、約56%の上昇を見せたわけです。ということは、今後はNISAの効果もあり、1200兆円とも言われる個人の金融資産のうち、たとえ1%でも株式市場に流入すれば、12兆円分の株価押上効果が期待できると言えます。

 昨年末、生損保などは売り越しているものの、信託銀行は買い越しが続いています。信託銀行と言えば、GPIFという公的年金運用の動向がここに表れるわけですが、今後、年金が株の比率を高めるということになれば、外国人投資家と同様に、買いの主体になってくる可能性もあると言えます。

 一方、個人の動向を見ると、年末あれだけ株価が上昇した中、第3週は一週間で1兆円以上も売り越しています。これは、税制の変更で有利な年内に、利益を確定しておこうという動きが強く出ていたことがはっきりと数字で裏付けされたことになります。ジャスダックの売買動向を見ても個人の換金売り、現金の売り越しが目立っています。

 今年は外国人の買いが継続するのかが大きなポイントとなるので、投資動向に注意しておくことが重要です。


広義流動性の伸びが大きい時の特徴とは?

 

 お金の流れを見る指標となるのがマネーストックです。以前はマネーサプライと言われていました。M3の動向がグラフになっていますが、M2に郵貯などの残高を加えたものです。そして、広義流動性は、金融商品なども含め世の中に出回っているお金を表しています。

 ちょうどグラフの左端、リーマンショックの前辺りをみると、M3は一応プラスではあるものの、広義流動性の伸びの方が大きかったことが分かります。このようなときに、株価は上昇します。一方、リーマンショック後の株価が低迷している局面では、特に広義流動性の伸びがほとんど見られず、M3の残高だけが、安全対策として積み上がってきているのがよくわかります。

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 そして、このグラフで、最近やっと広義流動性がM3を上回ってきたのです。この状態が続くようなら、株式市場にお金が流れてくる下地ができているということになります。バブルの頃にはこの広義流動性の伸びが何%と伝えられただけで、株が買われたものです。要するに株式市場に資金が流れてくることが連想され、その数値を見てすぐに先回りして買おうという動きに繋がっていたのです。また翌月も株が買われるとの判断材料となっていたわけです。

 このように、マネーストックは実態として効果が期待できる指標なので、どのくらいの伸びかを確認しておくとよいでしょう。また、バブルになってはいけませんが、上昇傾向が続いているのであれば、株式市場に流れてくるお金はあるということを頭に入れてみていきましょう。


金利の節目に近づいた際に注意すべきポイントとは?

 

 消費者物価も徐々に上がってきていますが、それと関係が深いのが金利の動向です。長期金利の推移を見ると、ここ1年の間に金利は下落、上昇、その後再び下落となり、ここのところはやや上昇してきています。日銀が異次元緩和を発表した4月3日、グラフでは0.5%を切ったところになりますが、これは終値ベースの値で、実際の取引時間中の最低値は0.315%と、グラフの目盛のさらに下の水準を付けています。その後一旦あがったものの、また下落という推移となっています。アメリカでも追加QEをしたときに同様の動きとなっていて、アメリカの動きをなぞった形と言えます。

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 そして現在は、金利は少し上昇傾向にあるものの、今後、景況感が本格的に改善し、なおかつ、消費者物価指数が2%となってきた時に、この長期金利の動向がどう変化するのかが重要です。前回も、1%に近づいたところで落ちてきていますが、5月23日、金利が高値を付けたところで、株価も高値を付けています。さらに遡って、リーマンショック前には、金利は2%近くまで上昇していましたが、2%には届かず、日経平均も18300円と高値を付けました。

 今後、金利が1%、さらにその上となった場合、もちろん株価も上がっていることでしょうが、1%、1.5%といった金利の節目に近づいた際には、株価とともにピークアウトする下落のリスクが高まっていないか、警戒する必要があるでしょう。


講師紹介

福永 博之

ビジネス・ブレークスルー大学
資産形成力養成講座 講師
株式会社インベストラスト 代表取締役
IFTA国際検定テクニカルアナリスト

福永 博之

1月15日に撮影されたコンテンツを一部抜粋してお届けしています。

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2014年がスタートしました。今年はNISAがスタート。強い米国経済を背景に、世界経済は好転するのか? 株価、為替などを考える上で、非常に楽しみな情勢になっています。インフレが期待される中では、インフレを想定した資産形成にシフトしなければなりません。「自ら考え、自ら行動を起こし、資産を形成すること」 私たちは今年も教育という観点からサポートしてまいります。

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それでは、次回のグローバルマネー・ジャーナルもお楽しみに!

 

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