講師紹介

田口 美一

経済アナリスト
前クレディ・スイス証券副会長

プロフィール

日本銀行(調査統計局、国際局、金融市場局ほか)で、為替介入、金融市場オペ、窓口指導ほか金融機関考査など中央銀行の様々な金融実務を経験。東京海上日動グループに転籍。東京海上アセットマネジメント運用第二部長、東京海上日動・投資部次長で其々債券ポートフォリオの責任者を15年に亘り経験。さらに、クレディ・スイス証券でマネジング・ディレクター債券営業本部長及び副会長を歴任。2013年3月末円満退社。都合32年間に亘り様々な金融実務のフロント部署を経験。この間、財務省投資家懇談会メンバーや慶應義塾大学で非常勤講師も経験。

受講を検討されている皆さまへ

本コースの目的は、短期間に習得可能な「即戦力的なテクニック」ではなく、
20~30年と超長期にわたる資産形成に必要と思われる
知識・英知・忍耐力・規律・努力などを総合的に獲得することです。
最新の金融市場の変化を盛り込みつつ、
金融の基礎知識と、資産運用の実践的なノウハウの習得に役立つことはもちろんのこと、
資産形成を実践する上で不可欠なマインド形成にも重点を置いています。
皆さん、楽しく学びましょう!!

講義風景

合宿でのグループワーク発表の様子。

毎年恒例セミナー。セミナー後の懇親会も盛り上がります。

東京他、地方都市でもセミナーを開催。

講師とのリアルな場での議論も毎回活発に行われます。

受講生&セミナー参加者の声

様々なリスク要因の中にあっても、見るべき点が明確に語られていてとても面白かったです。

パワー溢れる、密度の高いセミナーで、田口ファンになりました。私どもでは知り得ない情報、体験談は本当に投資の参考となりました。

実務に裏打ちされた具体的な事例説明で大変理解しやすかった。セミナーを受講し、資産運用に対する自分の考え方があやふやであることを認識した。

田口講師の、ロジックは「疑え!」という所に納得。自分の立ち位置を見直す、どうするかなど、今後について前向きに考える機会となった。

コラム紹介

日銀の役割は「発券銀行」「政府の銀行」「銀行の銀行」

日本銀行の一番大きな役割というのは「発券銀行」、貨幣を発券することです。皆さんがいつも使っているお金には日本銀行券と書いてあるのですが、発行する毎に、市中の銀行から古くなったものが還流されてきます。これを精査し、正しい金額が戻っているかをやりとりする発券局がやります。通貨の発行、及び精査業務が膨大な作業量ありますので、それらが粛々と行われているかどうかをチェックしている部署というところが存在します。

お客様のニーズによってファンドの運用スタイルは大きく変わる

私は10年間のファンドマネジャー経験の中で、何万回もポジションを取ってきましたが、運用スタイルはお客様のニーズによってかなり違いました。例えば短期間の積極的な運用によって、リスクは高くなったとしても高いリターンを求めてくるお客様は、プロの金融機関が委託するケースに多く見られました。その場合、非常に早い回転、ポジションの変更を期待されていますし、いわゆるヘッジファンド的な10%を超える利回りを期待されていますので、一日の中でもかなり回転をするとか、1週間の中でも何回もポジションを変えるとか、デリバティブも駆使するとか、とにかく相当神経も使いますし、24時間トレーディングをしていました。