私はこれまで、「語学」「IT」「財務」がビジネスマンに必須のスキルであると言い続けてきました。
そして今、これからの国際社会を生き抜くために身につけなければならないスキルとして強調したいのは「世界とコミュニケートしていく能力」、すなわち、「結果を出せるコミュニケーション力」です。
現代の世界標準語はブロークン・イングリッシュですから、美しい英語でなくても良いのです。今、グローバルビジネスの現場で求められているのは、ブロークンでも、相手に通じ、人を動かすことができる、結果を出せるコミュニケーション能力なのです。
しかし、従来の英語教育を受けてきた日本人には、二つの大きな問題があり、その重要なスキルの獲得の妨げとなってきました。
一つ目は、英語を和文英訳しようとしてしまうこと。多くの日本人は、英語を使う時、日本語の文章を「これを英語で言うと……」と英訳してしまいますが、和文英訳の文章がそのまま通じることは滅多にありません。
二つ目は、英語を「○×式」で考えてしまうこと。ほとんどの日本人は自分の英語を「正しいか、間違っているか」で判断するので、日常の会話でも、強迫観念のように正しい英語を話そうとするあまり、タイミングが遅れ、コミュニケーションの機会を逸してしまうのです。
このままでは日本はますます世界から後れを取ってしまうと危機感を募らせた私は、2008年4月、私自身が学長を務めるビジネス・ブレークスルー大学院大学のオープンカレッジに、未来のグローバルリーダーのための実践的なビジネス英語講座『Practical English for Global Leaders』を開設しました。
この講座では、「結果を出せるコミュニケーションスキル」を習得できるよう、私が36年間の経営コンサルタント人生で培ってきたノウハウをすべて伝授するつもりで監修しています。
英語を使いこなせるようになるのは決して簡単ではありませんが、それで躊躇したら負けです。特に、私はよく35歳を超えた方から「この歳になっても英語は上達するでしょうか?」という質問を受けますが、答えは「イエス」です。但し、毎日集中して勉強することが重要です。
私は、英語が不得手な日本のすべてのビジネスマンに、将来グローバルに活躍している自分の姿を想像しながら、1年間、この講座で英語漬けの日々を過ごし、徹底的に特訓してもらいたいと思っています。

1. Get things done even with broken English
英語が正しいか正しくないかではなく、結果を出せるか出せないかという点に重きを置く
2. Take a proactive approach
最悪の事態になる前に、予防的に行動を起こすことが優れたマネージャーの資質と考え、その資質を伸ばしていく
3. Thaw your frozen English brain
和文英訳、○×式の英語の脳を解凍する
4. Make a new input afresh
白いキャンバスに絵を書くように、この講座で学ぶことを新しいインプットとして身につけてもらう