経済理論

本科目では、経済学の基礎理論を学びますが、より現実に即した経済現象を分析するための経済学になります。経済理論の構造を明らかにし、それによって自分の頭で経済問題について考える力を身に付けることを狙いとします。 「経済学とは」から始まり、経済成長と日本経済、IS-LMモデル、費用の構造と供給行動 、不完全競争などを学び、最後は「消費者行動の理論」を理解します。

科目概要

受講可能年次 1〜2年次
必修/選択

選択

修得単位数 1 単位
受講条件
受講期間(春) 6月-7月
受講期間(秋) 10月以後を予定
使用言語 日本語
スクーリング なし
単位修得条件

1.講義の受講
2.ディスカッションへの参加
3.理解度テスト
4.最終試験

その他・備考・注意点 *年2回開講。

学習内容

1 「経済学とは」
市場の失敗、生産可能性フロンティア、GDPの三面等価の原則
2 「経済成長と日本経済」
生産関数、限界生産力逓減、キャッチアップ効果
3 「貨幣の機能」
貸付資金市場、クラウディングアウト、信用創造
4 「インフレと失業」
消費者物価指数、企業物価指数、GDPデフレーター、インフレーション、貨幣数量説、古典派の二分法、貨幣の中立性、フィッシャー効果、富の再分配、効率賃金仮説
5 「開放マクロ経済政策」
閉鎖経済と開放経済、名目為替相場、実質為替相場、購買力平価理論、開放経済における均衡、資本逃避
6 「IS―LMモデル」
流動性選好理論、流動性の罠、マンデル・フレミングモデル、ISLM 分析
7 「総需要-総供給モデルとミクロ経済学の導入」
AD・ASモデル・新しい古典派の誤認理論、ケインジアンの硬直賃金理論、合成の誤謬、完全競争市場、需要の価格弾力性
8 「需要曲線と消費者行動」
最適消費、ギッフェン財、価格消費曲線、余剰、予算制約線、無差別曲線、正常財、劣等財、中立財、所得効果、代替効果
9 「消費者行動と費用の構造と供給行動」
パレート最適、総費用曲線、限界費用、平均費用、最適生産
10 「不完全競争」
独占、自然独占、規模の経済、範囲の経済、価格差別、独占的競争
11 「ゲーム理論」
ナッシュ均衡、囚人のジレンマ、継続的なゲーム、情報不完備ゲーム
12 「市場の失敗と国際ミクロ経済学」
外部性、費用逓減産業、コースの定理、公共財、フリーライダー、リンダール均衡、リカードの比較生産費説
13 「不確実性・不完全情報の経済学/契約の経済学」
モラルハザード、サンクトペテルブルグの逆説、期待効用最大化仮説、リスクプレミアム、情報の不完全性、レモンの市場、逆選択、エイジェンシーの理論
14 「行動経済学と実験経済学」
RCT、行動ファイナンス、プロスペクト理論

単科受講について

当科目は単科生制度による受講も可能です。

出願期間 2023年12月04日 ~ 2024年05月07日
開講予定日 2024年06月10日
単科受講料 84,000円(非課税)
本科生入学時メリット 授業料8.4万円減免 ※授業料は2年次の授業料から減免されます。
MBA単科出願期限: 2024年05月07日 単科募集要項を見る この科目の単科に出願する

企業研修について

当科目を用いて企業研修を実施しています。
企業研修に限り、オンライン講義の受講のみならず、講師派遣などのカスタマイズが可能です。
また、他の科目などと組み合わせてオリジナルの研修カリキュラムを作成することもできます。