大手食品メーカーの営業企画部で部長を務める上村さん。起業を目指していたことや、MBAホルダーと仕事をした経験から、経営大学院の入学を決めます。修了後、約半年で起業を実現した上村さんに、BBT大学院での学びが企業にどう役立ったのか、お話をうかがいました。

修了生プロフィール

上村洋右さん
2018年3月ビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)入学、2020年3月修了。入学時44歳、インタビュー時は47歳。食品メーカー営業企画部・部長(2020年12月時点)。企業に所属しながら、サッカースクール運営などを行う「エスタシアスポーツクラブ」を創業。

プライベート、仕事、学習。どれも大切にしたかった

――経営大学院を目指されたきっかけを教えてください。


経営大学院を目指す直前までは、ベトナムに5年半ほど駐在していました。駐在中に一緒に仕事をしていたMBAホルダーの仲間が、経営の視点からシャープな考え方をしていたのが印象的で、「どうしたらこうした考え方ができるようになるのだろう」とMBAに興味を持ち始めました。

帰任後は仕事の幅が狭くなっていくことに危機感を覚えました。そこで、もともと経営の近くで仕事をしていたのですが、リカレント教育のひとつとして、経営大学院を目指しました。
当時、サッカーの分野で起業することを決めていたので、アンドレプレナーコースに入りたいと考えていました。

――数ある経営大学院のなかから、BBT大学院を選ばれた理由は何ですか?

いろんな経営大学院の情報収集をしていたのですが、よりリアルな話を聞きたいと思い、MBAホルダーが多そうな大手自動車メーカーで働いている親友と飲みに行きました。

偶然、その彼が「今ちょうど経営大学院に行っているよ」と言い、どこの大学院なのか聞いたら、BBT大学院でした。
私には子どももいるので家のこともやらなくてはならず、働きながら経営大学院に通うとなると、時間の融通が利くことが重要だと考えていました。そのため、オンラインで学べるBBT大学院はもともと候補のひとつでした。

でも、どうやってオンライン上のキャンパス(※1 AirCampus®)で学習するのか、具体的なイメージが持てていませんでした。

彼からBBT大学院の学習方法を聞くことができ、オンライン授業について多少イメージがつきました。時間のコントロールがしやすく、特にRTOCS(アールトックス)(※2)が役立つということも教えてもらい、BBT大学院に入学することを決めました。

編集者註
※1「AirCampus®」:BBT独自のオンライン学習プラットフォームです。インターネット環境があれば、PCやスマホ、タブレットなどからいつでもどこでも利用できます。BBT大学院では、AirCampus®上でインプットとアウトプットを繰り返しながら受講を進めていきます。
※2「RTOCS(アールトックス)」:「Real Time Online Case Study」の略称で、BBT独自のケースメソッドです。答えの出ていない「現在進行形の企業課題」をケースとして扱い、当該企業に関する調査・分析・戦略考案を自ら実施します。大前研一学長の戦略系科目において、2年間毎週1題=合計約100題を繰り返し行います。

本気で社長の疑似体験をして、決断力がついた

――実際にRTOCSを受講されて、いかがでしたか?

入学当初はAirCampus®にもRTOCS にも慣れないといけないので大変ですが、どちらも事前に丁寧なレクチャーがあったので助かりました。

RTOCSで一番良かったのは、文字通り100本ノックを受け、毎週毎週、答えを出さないといけなかったことです。毎回とてもつらかったですが、辛い分、自分の力になったと実感しています。

インターネットや書籍で情報収集し分析するのも、クラスメイトとディスカッションをするのも、1週間という限られた期間のなかで仕事と同時並行しながら進めなければならないので、学習時間をどう確保するかはかなり工夫しました。

実際、在学中はロボットのような生活をしていましたよ。プライベートも仕事も学習も疎かにならないように、翌週の予定表を日曜に組むようにしていました。
「何時から何時まではこの科目、何時から何時までRTOCS」と、一日ごとの学習スケジュールをしっかりと組むんです。プログラミングされたロボットのように、そのスケジュール通りに動いていました(笑)。在学中は、飲み会にはほとんど行かなかったですね。

仕事がある日は、朝3時に唸りながら起きて、5時まで勉強して、仕事を終えて帰宅し、夕飯を食べたら子どもと少し遊んで、子どもが寝た9時半から10時半まで1時間勉強して、プライベートな時間を過ごして、寝る…みたいな(笑)。そんなスケジュールをこなしていく生活を2年間していました。

――RTOCS を通して、特にどんな力が身についたと感じていますか?

一言でいえば、「決断力」です。起業準備のために経営大学院で学びたかったので、「自分が本当にその企業の社長だったら、どういう決断をするだろうか」と毎回真剣に悩み、考えていました。そうやって本気で社長の疑似体験をしていると、不思議とその会社のことが好きになるんですよね(笑)。

どんなに決断が難しいお題でも、提出日までには答えを出さないと単位も取れないわけで、
一週間ごとに否が応でも決断に迫られるというのは、受講中は大変でしたが、今となれば大変貴重で面白い経験でした。

他者に貢献したい想いが起業の原動力。副業・起業ならほぼノーリスク

――BBT大学院を修了され、入学当初の目的は達成されましたか?

入学した一番の目的が起業でしたので、修了して約半年後の2020年12月に起業したことから、目的は達成できたと言い切れますね。

BBT大学院で起業のために学ばなければいけないことが学べて、しかも起業準備までできました。例えば、起業して立ち上げたい事業をテーマにした卒業研究では、「こんなにしてくれるんだ」と驚くくらい、担当の先生から手厚いご指導をいただきました。いまでも先生には定期的に報告をしています。

私の夢は、地元である逗子市、葉山町のサッカーチームでJリーグに行くことです。その夢に賛同してくれた仲間達と、まずはサッカースクールを作り、ゆくゆくはトップチーム作りを目指すなど、一歩ずつ地道に進めていこうとしています。
起業準備は大変でしたが、BBT大学院の先生から「一念岩をも通ず」という言葉を贈っていただき、「自分が折れてはダメだ」と何があってもブレずにやってきました。

BBT大学院のクラスには、企業に勤めている方もいれば、誰もが知っているような政治家の事務次官や弁護士、医師、すでに起業を経験されている方など、多様な価値観を持ったメンバーがいました。

そうした普段出会えないようなクラスメイトとディスカッションをした経験から、「普通はこうだ」とか「こうしないといけない」といった固定概念にこだわらないようになりました。起業準備をしていると予想外のことが度々起こりますが、固定概念を持たずに、「その都度対処していこう」というしなやかな強さが身についた気がします。

「スポーツを通じて、大好きな街で地域の人に貢献したい」という想いと 「必ずこのチームでJリーグに行くんだ」という誓いをいつまでも大切に、創業した「エスタシアスポーツクラブ」で今後も頑張っていきたいです。

――起業をすることに対して、ハードルを感じたりはしましたか?


私の場合は、現在の会社に所属したまま起業する「副業・起業」ということもあり、初期投資資金以外はほぼノーリスクなので、そこまでハードルは高くなかったです。コロナウイルスの感染対策で、本職がリモートワークにシフトしていたため、平日の日中は本職の仕事をし、夕方から夜にかけて起業準備をするという働き方もしやすかったです。

社会の変化の波に偶然乗ることができましたが、今後は大きなリスクをとって起業する必要はなく、最小限のリスクで起業できるようになっていくと思います。

――最後に、経営大学院の入学を検討中の方へメッセージをお願いします。

コロナウイルス感染拡大の事態から、必ずしも通勤や通学をして直接会わないとコミュニケーションができないわけではないと実感しました。今後は、BBT大学院のようなオンライン上のコミュニケーションや学習がグローバルスタンダードになっていくと思います。

BBT大学院がほかの経営大学院と絶対的に違うのは、知識を詰め込む大学院ではないということです。学んだ知識を使って、どんな決断をするのか、どんな構想を描くのか、といった実践力が身につく「道場」のような大学院だと思います。そのため、同じMBAでも、BBT大学院で取ったMBAは違うという自負があります。

先ほどもお話しましたが、RTOCSを年間何十本もやります。要は、「擬似社長体験」ができる大学院なんですよね。そんな経営大学院はほかにはないと思います。知識はもちろん学べますが、その上で実践につながる訓練を重ねられるので、ビジネスで役立つ独力がつきます。

どの経営大学院に通うか迷っている方には、BBT 大学院をお薦めします。特に、将来経営者になりたい方は、ぜひRTOCSを経験してみてください。


大手食品メーカーの営業企画部で部長を務める上村さん。起業を目指していたことや、MBAホルダーと仕事をした経験から、経営大学院の入学を決めます。修了後、約半年で起業を実現した上村さんに、BBT大学院での学びが企業にどう役立ったのか、お話をうかがいました。

修了生プロフィール

上村洋右さん
2018年3月ビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)入学、2020年3月修了。入学時44歳、インタビュー時は47歳。食品メーカー営業企画部・部長(2020年12月時点)。企業に所属しながら、サッカースクール運営などを行う「エスタシアスポーツクラブ」を創業。

プライベート、仕事、学習。どれも大切にしたかった

――経営大学院を目指されたきっかけを教えてください。


経営大学院を目指す直前までは、ベトナムに5年半ほど駐在していました。駐在中に一緒に仕事をしていたMBAホルダーの仲間が、経営の視点からシャープな考え方をしていたのが印象的で、「どうしたらこうした考え方ができるようになるのだろう」とMBAに興味を持ち始めました。

帰任後は仕事の幅が狭くなっていくことに危機感を覚えました。そこで、もともと経営の近くで仕事をしていたのですが、リカレント教育のひとつとして、経営大学院を目指しました。
当時、サッカーの分野で起業することを決めていたので、アンドレプレナーコースに入りたいと考えていました。

――数ある経営大学院のなかから、BBT大学院を選ばれた理由は何ですか?

いろんな経営大学院の情報収集をしていたのですが、よりリアルな話を聞きたいと思い、MBAホルダーが多そうな大手自動車メーカーで働いている親友と飲みに行きました。

偶然、その彼が「今ちょうど経営大学院に行っているよ」と言い、どこの大学院なのか聞いたら、BBT大学院でした。
私には子どももいるので家のこともやらなくてはならず、働きながら経営大学院に通うとなると、時間の融通が利くことが重要だと考えていました。そのため、オンラインで学べるBBT大学院はもともと候補のひとつでした。

でも、どうやってオンライン上のキャンパス(※1 AirCampus®)で学習するのか、具体的なイメージが持てていませんでした。

彼からBBT大学院の学習方法を聞くことができ、オンライン授業について多少イメージがつきました。時間のコントロールがしやすく、特にRTOCS(アールトックス)(※2)が役立つということも教えてもらい、BBT大学院に入学することを決めました。

編集者註
※1「AirCampus®」:BBT独自のオンライン学習プラットフォームです。インターネット環境があれば、PCやスマホ、タブレットなどからいつでもどこでも利用できます。BBT大学院では、AirCampus®上でインプットとアウトプットを繰り返しながら受講を進めていきます。
※2「RTOCS(アールトックス)」:「Real Time Online Case Study」の略称で、BBT独自のケースメソッドです。答えの出ていない「現在進行形の企業課題」をケースとして扱い、当該企業に関する調査・分析・戦略考案を自ら実施します。大前研一学長の戦略系科目において、2年間毎週1題=合計約100題を繰り返し行います。

本気で社長の疑似体験をして、決断力がついた

――実際にRTOCSを受講されて、いかがでしたか?

入学当初はAirCampus®にもRTOCS にも慣れないといけないので大変ですが、どちらも事前に丁寧なレクチャーがあったので助かりました。

RTOCSで一番良かったのは、文字通り100本ノックを受け、毎週毎週、答えを出さないといけなかったことです。毎回とてもつらかったですが、辛い分、自分の力になったと実感しています。

インターネットや書籍で情報収集し分析するのも、クラスメイトとディスカッションをするのも、1週間という限られた期間のなかで仕事と同時並行しながら進めなければならないので、学習時間をどう確保するかはかなり工夫しました。

実際、在学中はロボットのような生活をしていましたよ。プライベートも仕事も学習も疎かにならないように、翌週の予定表を日曜に組むようにしていました。
「何時から何時まではこの科目、何時から何時までRTOCS」と、一日ごとの学習スケジュールをしっかりと組むんです。プログラミングされたロボットのように、そのスケジュール通りに動いていました(笑)。在学中は、飲み会にはほとんど行かなかったですね。

仕事がある日は、朝3時に唸りながら起きて、5時まで勉強して、仕事を終えて帰宅し、夕飯を食べたら子どもと少し遊んで、子どもが寝た9時半から10時半まで1時間勉強して、プライベートな時間を過ごして、寝る…みたいな(笑)。そんなスケジュールをこなしていく生活を2年間していました。

――RTOCS を通して、特にどんな力が身についたと感じていますか?

一言でいえば、「決断力」です。起業準備のために経営大学院で学びたかったので、「自分が本当にその企業の社長だったら、どういう決断をするだろうか」と毎回真剣に悩み、考えていました。そうやって本気で社長の疑似体験をしていると、不思議とその会社のことが好きになるんですよね(笑)。

どんなに決断が難しいお題でも、提出日までには答えを出さないと単位も取れないわけで、
一週間ごとに否が応でも決断に迫られるというのは、受講中は大変でしたが、今となれば大変貴重で面白い経験でした。

他者に貢献したい想いが起業の原動力。副業・起業ならほぼノーリスク

――BBT大学院を修了され、入学当初の目的は達成されましたか?

入学した一番の目的が起業でしたので、修了して約半年後の2020年12月に起業したことから、目的は達成できたと言い切れますね。

BBT大学院で起業のために学ばなければいけないことが学べて、しかも起業準備までできました。例えば、起業して立ち上げたい事業をテーマにした卒業研究では、「こんなにしてくれるんだ」と驚くくらい、担当の先生から手厚いご指導をいただきました。いまでも先生には定期的に報告をしています。

私の夢は、地元である逗子市、葉山町のサッカーチームでJリーグに行くことです。その夢に賛同してくれた仲間達と、まずはサッカースクールを作り、ゆくゆくはトップチーム作りを目指すなど、一歩ずつ地道に進めていこうとしています。
起業準備は大変でしたが、BBT大学院の先生から「一念岩をも通ず」という言葉を贈っていただき、「自分が折れてはダメだ」と何があってもブレずにやってきました。

BBT大学院のクラスには、企業に勤めている方もいれば、誰もが知っているような政治家の事務次官や弁護士、医師、すでに起業を経験されている方など、多様な価値観を持ったメンバーがいました。

そうした普段出会えないようなクラスメイトとディスカッションをした経験から、「普通はこうだ」とか「こうしないといけない」といった固定概念にこだわらないようになりました。起業準備をしていると予想外のことが度々起こりますが、固定概念を持たずに、「その都度対処していこう」というしなやかな強さが身についた気がします。

「スポーツを通じて、大好きな街で地域の人に貢献したい」という想いと 「必ずこのチームでJリーグに行くんだ」という誓いをいつまでも大切に、創業した「エスタシアスポーツクラブ」で今後も頑張っていきたいです。

――起業をすることに対して、ハードルを感じたりはしましたか?


私の場合は、現在の会社に所属したまま起業する「副業・起業」ということもあり、初期投資資金以外はほぼノーリスクなので、そこまでハードルは高くなかったです。コロナウイルスの感染対策で、本職がリモートワークにシフトしていたため、平日の日中は本職の仕事をし、夕方から夜にかけて起業準備をするという働き方もしやすかったです。

社会の変化の波に偶然乗ることができましたが、今後は大きなリスクをとって起業する必要はなく、最小限のリスクで起業できるようになっていくと思います。

――最後に、経営大学院の入学を検討中の方へメッセージをお願いします。

コロナウイルス感染拡大の事態から、必ずしも通勤や通学をして直接会わないとコミュニケーションができないわけではないと実感しました。今後は、BBT大学院のようなオンライン上のコミュニケーションや学習がグローバルスタンダードになっていくと思います。

BBT大学院がほかの経営大学院と絶対的に違うのは、知識を詰め込む大学院ではないということです。学んだ知識を使って、どんな決断をするのか、どんな構想を描くのか、といった実践力が身につく「道場」のような大学院だと思います。そのため、同じMBAでも、BBT大学院で取ったMBAは違うという自負があります。

先ほどもお話しましたが、RTOCSを年間何十本もやります。要は、「擬似社長体験」ができる大学院なんですよね。そんな経営大学院はほかにはないと思います。知識はもちろん学べますが、その上で実践につながる訓練を重ねられるので、ビジネスで役立つ独力がつきます。

どの経営大学院に通うか迷っている方には、BBT 大学院をお薦めします。特に、将来経営者になりたい方は、ぜひRTOCSを経験してみてください。