
MBAでは何を学ぶのか?どう役立つのか?具体的なイメージがつかない方もいらっしゃるかと思います。【科目紹介】シリーズでは、BBT大学院の科目を紹介していきます。
今回は、ビジネスパーソンに不可欠な”企業の数字を読む力”を鍛える必修科目「財務会計」をご紹介します。
「とにかく数字が苦手で…」
「簿記の知識がないとついていけませんか?」
という不安のお声をいただくことがありますが、ご安心ください。
BBT大学院の財務会計は、数字に苦手意識のある社会人でも“ゼロから理解できる”ように丁寧に設計された入門科目です✨
財務会計は、企業活動を数字で把握するための基礎スキルを体系的に学ぶ講座です。
・貸借対照表(BS)
・損益計算書(PL)
・キャッシュフロー計算書(CF)
という財務三表をどのような順番で、どこに着目して読むべきか?
実際の企業事例を使いながら理解していきます。
本講義では
「仮説を持って財務諸表を読む」
「大きな数字から見る」
「数字の裏側にある“意味”を考える」
など、ビジネスの意思決定に直結する読み解き方を重視。
前半で基礎概念を習得し、後半は小売・製造・サービスなど実際の業界財務を分析する実践編へと進みます。
単なる“数字の勉強”ではなく、企業の状態を読み解くための思考法”を獲得する講座です。
はじめは苦手意識を持っていた受講生も、
・なぜこの数字が重要なのか
・事業の健全性はどこを見れば分かるのか
を理解していく中で、次第に財務の面白さに気づいていきます。
たとえば、今まで“なんとなく”眺めていた決算書が、
「これは利益を生む構造なのか?」
「どこにリスクが潜んでいるのか?」
と、自分の頭で読み解けるようになる。
毎日使うKPIや予算の裏側にあるロジックも分かり、数字を見るときの解像度が一段上がります。
「財務諸表は怖くない」
「数字の意味が分かると、企業を見る目が変わる」
そして数字が読めるようになると、日々の意思決定の質も変わってきます。
感覚や経験則だけに頼らず、“根拠を持って判断できる人”へと変わっていく。
この“読めるようになる実感”こそ、財務会計が多くの受講生に支持される理由です。
受講後アンケートからのコメント抜粋です👀
1)講義構成のわかりやすさ
・前半で基礎、後半で実践という流れが理解しやすかった。
・業界別の事例が豊富で、初心者でも興味を持って学べた。
・講義資料が端的にまとまっており、復習しやすかった。
2)実務に直結する学び
・実際の企業の財務諸表をもとに分析方法を理解できた。
・「仮説を持って読む」「大きな数字から見る」アプローチで抵抗感がなくなった。
・財務三表を戦略的に読む視点が、自社分析にすぐ役立つと感じた。
3)講師・TAによる伴走と深い学び
・講師・TAの問いかけが深い思考につながった。
・コメントへの丁寧な返信がある安心感が大きかった。
・ディスカッションが適度な負荷となり、理解が進んだ。
※TA=ティーチング・アシスタント(学習やディスカッションのサポート担当)
大津 広一 客員教授 — 株式会社オオツ・インターナショナル代表

慶應理工卒、米ロチェスター大学MBA。みずほ銀行、バークレイズ証券、VCを経て、会計・財務の専門コンサル会社を設立。年間40社以上の企業を訪問し、財務会計・管理会計・ファイナンスの教育を日本語・英語で実施。中央大学アカウンティング・スクールや早稲田大学大学院ビジネススクールなどで講師を歴任し、現在も慶應義塾大学理工学部で教鞭をとる。著書多数、上場企業の社外役員としても活動。
著書『ビジネススクールで身につける会計×戦略思考』(日本経済新聞出版)は旧々版の2007年発売から累計108,000部(28刷)のロングセラーとなっている。
西原 利昭 講師

財団法人日本生産性本部で福祉・医療・情報化・観光など幅広い政策研究に従事し、総務・人事も担当。退職後、専修大学大学院で博士(商学)を取得。東海大・専修大・横浜国立大などで会計教育を行い、日知的本資産経営学会の理事も務める。統合報告・付加価値会計の研究で学会賞受賞実績を持つ。
著書に『統合報告におけるインタンジブルズの情報開示と情報利用』(専修大学出版局)など。
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