編集部posts 2025年9月29日

日本国内のMBA大学院ランキング|選び方やおすすめのオンラインMBAも紹介

執筆:mbaSwitch編集部

日本国内のMBA大学院ランキング

人生100年時代に突入し、社会人になるまでの教育で得た知識やスキルだけでは、その後のキャリアや人生を生きていくのが難しいといわれるようになりました。

今後のキャリア、そして人生を豊かにするためには、社会人になっても学び続けることが重要です。その中でも、ビジネスに欠かせない経営の知識とスキルを身につけられるMBAは、多くのビジネスリーダーが注目する分野です。

しかし、日本国内だけでも約70ものMBAのコースがあり、全国各地に国公立・私立のMBAを取得できる大学院が存在します。日本でMBAを学びたいと思っても、数ある大学院のなかからどのように選べばよいか悩んでしまい、そこで立ち止まってしまう方も多いのではないでしょうか。

本記事では、MBAの基礎的な情報をご説明したうえで、以下の内容を紹介していきます。

  • 国内でMBAが取得できる主要な大学院
  • 国内のMBA大学院のランキング
  • 国公立・私立・株式会社立の特徴とメリット・デメリット
  • MBA大学院の選び方
  • おすすめのオンラインMBA大学院


1.MBA(経営学修士)とは?

最初に、MBA(経営学博士)とはどのようなものか説明していきます。くわえて、MBAで学べることやどんな人におすすめかも合わせて紹介します。

MBA(経営学修士)とは?MBAで学べることは? どんな人におすすめ?

そもそもMBA(経営学修士)とは?

MBAとは「Master of Business Administration」の略称で、「経営管理学修士(専門職)」を示す学位です。経営に関するスキルと知識、課題と解決策を見つけ出す思考力の修得を目標として、経営戦略やマーケティング、ファイナンスなど幅広い分野を学びます。

日本国内でMBAの大学院が初めて創設されたのは1978年で、広く浸透したのは2000年代からといわれています。欧米では1900年代から普及していたMBAですが、当時の日本では終身雇用制度などの影響から、社外で短期的に経営人材を育成するMBAの需要は高くありませんでした。

しかし、2003年、国際的・社会的に活躍する高度専門職業人の養成機能を向上させるための「専門職大学院制度」が制定され、MBAの大学院が続々と創設されました。旧来型の企業の在り方も革新が進み、国内でMBAを取得する人が一気に増えました。

関連記事:MBA(経営学修士)とは?科目・取得方法やメリット・注意点と大学院の選び方

MBA(経営学修士)で学べることは?

全世界、そして日本国内だけでもたくさんのMBA大学院(経営大学院)が存在します。国内外にかかわらず、MBAを取得できるどの大学院においても、「経営資源の3要素」について学ぶ点は共通しています。

経営資源の3要素とは、「ヒト・モノ・カネ」のことです。これらの要素を領域で表すと、ヒトは「組織行動・人材マネジメント」、モノは「マーケティング・経営戦略・オペレーション」、カネは「アカウンティング・ファイナンス」となります。

この3領域を体系的に修得し、知識やスキルを高めていきます。さらに、論理的思考や問題発見・問題解決のスキルなどを養うことで、経営・ビジネスで生かせる実践力を身につけられるのです

MBA大学院では、演習(セミナー)方式、講義(レクチャー)形式、個別の教育指導・研究指導、ケーススタディ方式など、さまざまな教育手法を用いたカリキュラムが展開されています。

MBAの修了要件として最も重要なのは修士論文の評価ですが、その他にも日々のレポート・課題の質や提出率、試験の成績、演習の質などから総合的に評価されます。

一般的な履修方法では、1年を前期・後期に分け、一期ごとに履修科目を選択します。MBAは最短1年間で取得できますが、働きながらMBA大学院に通う人は2年間での取得を目指す場合がほとんどです。2年制の大学院であっても在籍可能期間は2年以上あるため、個々人のペースで履修計画を立てられます。

2年制の大学院では、1年次はビジネス・経営の基礎から実践を学びます。2年次からは卒業に向けて修士論文に向けた研究もスタートし、より専門的で高度な内容を学習していくことになるでしょう。

学位は取得できませんが、長期間通えない人や特定のカリキュラムを学びたい人向けに「Executive Education」、日本で「MBA単科」とも呼ばれる非学位のプログラムも存在します。欧米では企業の社員研修として普及しているプログラムです。

MBA大学院はどんな人におすすめ?

MBA大学院に通うメリットが大きい人は、どんな人なのでしょうか?MBA大学院に通う主要な目的やMBA取得後の変化から、どんな人に経営大学院がおすすめなのかご紹介します。

●経営の体系的な知識を得たい人

経営系大学院に関する調査*の「経営系大学院への志望動機について教えてください」という設問に対して、国内の経営大学院修了生の多くは以下のように回答しました。

  • 「企業経営に必要な一通りの理論や知識を得るため」(58%)
  • 「広い知見・視野を得るため」(51%)
  • 「実践的な知識を得るため」(38%)

半数以上の人が、「企業経営に生かせる知識を得たい」「広い知見や視野を得たい」という理由で経営大学院を志望したことがわかります。

実際、本校(ビジネス・ブレークスルー大学大学院。以下、BBT大学院)をはじめ、経営大学院では、企業経営の体系的な知識や理論を学び、知見や視野を広げられます。上記のような目的を持っている人は、MBAを取得することで多くを得られるでしょう。


(※出典:株式会社工業市場研究所「国内外の経営系大学院及び修了生の実態並びに産業界の経営系大学院に対するニーズ等に関する調査」)


●現職の業務で生かしたい人

ビジネスの現場では日々さまざまな課題に直面します。勤務先で培った知識や経験だけでは解決できないビジネス上の問題を抱えている人は、経営大学院で学ぶことで、現職における課題解決に役立てられます

●転職がしたい人

MBAを取得すると転職で有利になる可能性が高いため、転職を希望している人にとっても、MBAは活用できます。

さきほどの調査*の「大学院に就学したときと、修了後(現在)の勤務先の変化」では、転職した人が約2割いました。

同調査の企業への調査結果では、MBAホルダー(国内大学院卒)が1名以上在籍している割合は、大企業17%、中小企業2%、外資系企業15%でした。中小企業に比べて大企業、外資系企業のほうがMBAホルダーの活躍の場が多いことがうかがえます。

また、情報通信業、金融・保険業、サービス業、製造業などでMBAホルダーの割合が高いという結果が出ています。特にこれらの業種への転職を考えている人はMBAの取得を検討してみてください。

●収入アップや昇進・昇給を目指している人

同調査では、MBA修了後に収入アップや昇進・昇級、責任のある仕事を任せられるようになったなどの処遇変化があったと回答する修了生が多くいました。

さらに、国内のMBA大学院の修了生への調査*では、「入学時と修了後の年収の変化」に関して、年収が「上がった」人が46.9%と、半数近くの人が年収アップしていました。

「年収が上がった」人のうち、「100万円未満のアップ」は35.8%、「100万円から200万円未満」は24.5%と、年収が200万円以上アップした人が約4割という結果です。

また、「入学時と修了後の役職の変化」については、「上がった」と回答した人は44.2%でした。「現在の役職」は「課長クラス」34.5%、「主任/係長クラス」22.1%と、中堅クラスで活躍する修了生が約6割という結果でした。

学んだことを自分の業務へと還元できれば、収入アップや昇進がしたい人にとっても、経営大学院に行くことは有益といえます。

(※出典:日本経済新聞出版『日経キャリアマガジン 社会人の大学院ランキング』p.13)

●起業を成功させたい人

起業を目的にMBA大学院で学ぶ人も一定数います。さきほどの調査*では、就学時の業種別に見ると、サービス業においては起業した人が約2割もいることがわかります。

MBAを取得したのちに起業して、大きな成功を収めている人は何人もいます。MBAホルダーの代表的な起業家として挙げられるのは、日本では、三木谷浩史氏(楽天グループ株式会社 代表取締役会長兼社長 最高執行役員)、樋口泰行氏(パナソニック株式会社 代表取締役 専務執行役員)、南場智子氏(株式会社ディー・エヌ・エー 代表取締役会長)などがいます(肩書きは2023年7月現在)。

また、海外では、ナイキの創業者として知られるフィル・ナイトなど、多くの起業家がMBAを取得していますし、欧米の大手企業では約4割ものCEOがMBAホルダーだといわれています。

経営大学院での学びは、起業を成功させたい人にとっても大いに活用できるでしょう。

●人脈を広げたい人

人脈を広げる機会を得たい人にとっても、経営大学院はおすすめです。経営大学院に通うのは、企業勤めのビジネスパーソンだけでなく、社長や役員、事業家、会計士、政治家、医師など、多種多様です。業界や業種、さらには国籍も異なる、普段の仕事では知り合えないような人々と「学びの仲間」として交流でき、卒業後にこうした学生仲間がよいビジネスパートナーになることもあります

関連記事:MBA大学院の学生の平均年齢や上限は?年代ごとのメリット・デメリット

2.国内でMBAが取得できる主要な大学院リスト

ここでは、国内でMBAが取得できる主要な大学院のリストを掲載します。

国立のMBA大学院

大学院名 研究科名・専攻名
北海道大学大学院経済学院 現代経済経営専攻 経営管理コース
小樽商科大学大学院 商学研究科 アントレプレナーシップ専攻
筑波大学大学院 人文社会ビジネス科学学術院ビジネス科学研究群 経営学学位プログラム(博士前期課程)
一橋大学大学院(一橋ビジネススクール) 経営管理研究科/SBA(日本語プログラム)・ICS(英語プログラム)
首都大学東京大学院 経営学研究科 経営学専攻 経営学プログラム
横浜国立大学大学院 国際社会科学府 経営学専攻 社会人専修コース
埼玉大学経済経営系大学院 経済経営専攻
信州大学大学院 経済・社会政策科学研究科 イノベーション・マネジメント専攻
京都大学大学院 経営管理教育部 経営管理専攻
神戸大学大学院 経営学研究科 現代経営学専攻
香川大学大学院(香川大学ビジネススクール) 地域マネジメント研究科
九州大学大学院(九州大学ビジネス・スクール) 経済学府 産業マネジメント専攻


公立のMBA大学院

大学院名 研究科名・専攻名
兵庫県立大学大学院 経営研究科 経営専門職専攻
県立広島大学大学院 経営管理研究科 ビジネス・リーダーシップ専攻
北九州市立大学大学院(北九大ビジネススクール) マネジメント研究科 マネジメント専攻


私立のMBA大学院

大学院名 研究科名・専攻名
慶應義塾大学大学院(慶應ビジネススクール) 経営管理研究科 経営管理専攻
早稲田大学大学院(早稲田ビジネススクール) 経営管理研究科
青山学院大学大学院(青山ビジネススクール) 国際マネジメント研究科 国際マネジメント専攻
明治大学大学院 経営学研究科 経営学専攻
明治大学専門職大学院(明治大学ビジネススクール) グローバル・ビジネス研究科 グローバル・ビジネス専攻
中央大学大学院(中央大学ビジネススクール) 戦略経営研究科 戦略経営専攻
立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科 ビジネスデザイン専攻
法政大学経営大学院(法政大学ビジネススクール) イノベーション・マネジメント研究科 イノベーション・マネジメント専攻
法政大学大学院(法政ビジネススクール) 経営学研究科 経営学専攻
国際大学大学院 国際経営学研究科 国際経営学専攻
多摩大学大学院 経営情報学研究科 経営情報学専攻
東洋大学大学院 経営学研究科
亜細亜大学大学院 アジア・国際経営戦略研究科 アジア・国際経営戦略専攻
SBI大学院大学 経営管理研究科 アントレプレナー専攻
グロービス経営大学院 経営研究科 経営専攻
KIT虎ノ門大学院(金沢工業大学大学院) イノベーションマネジメント研究科 イノベーションマネジメント専攻
文京学院大学大学院 経営学研究科 ビジネス・マネジメントコース
産業能率大学大学院 総合マネジメント研究科
名古屋商科大学大学院(名商大ビジネススクール) マネジメント研究科
中部大学大学院 経営情報学研究科 経営学専攻
関西学院大学専門職大学院 経営戦略研究科 経営戦略専攻
同志社大学大学院(同志社ビジネススクール) ビジネス研究科 ビジネス専攻
立命館大学大学院(立命館大学ビジネススクール) 経営管理研究科 経営管理専攻
立命館アジア太平洋大学大学院 経営管理研究科 修士経営管理専攻


株式会社立のMBA大学院

大学院名 研究科名・専攻名
ビジネス・ブレークスルー大学大学院 経営学研究科 経営管理専攻

関連記事:MBAの難易度とは|入試・学習・卒業・キャリアまでのリアルな実態と考え方


3.日本国内のMBA大学院のランキング

日本のMBAプログラムについては、国内独自の公式ランキングは存在しません。しかし、国際的な評価機関によるランキングをもとに日本国内のMBAプログラムの相対的位置づけを知ることができます。

QS Global MBA Rankings:世界における国内MBAランキング

QS Global MBA Rankingsとは、イギリスのQuacquarelli Symonds(クアクアレリ・シモンズ)が調査・発表している世界のMBA大学ランキングです。

2024年度のランキングによると、日本国内のMBAで200位以内にランクインしている大学院は3校あります。

世界における順位 大学院名 都道府県
上位121~130以内 名古屋商科大学大学院 愛知県/東京都/大阪
上位141~150以内 一橋大学大学院経営管理研究科(ICS) 東京都
上位151~200以内 早稲田大学大学院経営管理研究科(WBS) 東京都
上位251以降 同志社大学大学院 京都府
上位251以降 国際大学大学院 新潟県
上位251以降 立命館アジア太平洋大学大学院(APU) 大分県

(*※出典:Quacquarelli Symonds「QS Global MBA Rankings 2024」)

QS Global MBA Rankings:アジアにおける国内MBAランキング

世界ランキング同様、QSはアジア地域に絞ったMBAランキングも発表しています。2024年版のQS Global MBA Rankings: Asiaでは、上位はシンガポールや中国(香港含む)、インドのMBAが占めており、日本のMBAプログラムは中位以降に登場します。

具体的には、名古屋商科大学大学院(NUCB)がアジア19位、一橋大学(ICS)が22位、早稲田大学(WBS)が31位、立命館アジア太平洋大学大学院(APU)が44位、同志社大学大学院が46位、そして国際大学大学院が47位にランクインしています。

アジアにおける順位 大学院名 都道府県
19位 名古屋商科大学大学院(NUCB) 愛知県/東京都/大阪府
22位 一橋大学大学院(ICS) 東京都
31位 早稲田大学大学院(WBS) 東京都
44位 立命館アジア太平洋大学大学院(APU) 大分県
46位 同志社大学大学院 京都府
47位 国際大学大学院 新潟県

(※出典:Quacquarelli Symonds「QS Global MBA Rankings: Asia 2024」)

QS Global MBA Rankings:指標別の国内MBAランキング

QS は指標別のランキングも発表しています。QS Global MBAランキングでは「雇用可能性(Employability)」「起業家精神・卒業生の活躍(Entrepreneurship & Alumni Outcomes)」「投資対効果(Return on Investment)」「思想的リーダーシップ(Thought Leadership)」「多様性(Diversity)」の5つの評価指標についてスコアと順位が算出されています。

2024年版のデータに基づく、日本の主要MBAプログラムの指標別ランキングは以下の通りです。

国内のMBA大学院ランキング:Diversity(多様性)

一橋ICSは留学生比率の高さからアジア地域でもDiversity指標スコア第1位となっており、日本国内で多様性が高いMBAプログラムです。

国内順位 大学院名 都道府県
1位 一橋大学大学院(ICS) 東京都
2位 立命館アジア太平洋大学大学院 大分県
3位 同志社大学大学院 京都府
4位 名古屋商科大学大学院 愛知県/東京都/大阪府
5位 国際大学大学院 新潟県


国内のMBA大学院ランキング:Thought Leadership(牽引性の高い研究成果)

早稲田大学WBSは研究実績や学術評価が高く、この指標で国内最高スコアとなりました。

国内順位 大学院名 都道府県
1位 早稲田大学大学院(WBS) 東京都
2位 一橋大学大学院(ICS) 東京都
3位 名古屋商科大学大学院(NUCB) 愛知県/東京都/大阪府
4位 国際大学大学院 新潟県
5位 立命館アジア太平洋大学大学院(APU) 大分県


国内のMBA大学院ランキング:Return On Investment(投資対効果)

名古屋商科大学NUCBはROI指標で突出しており、アジア地域4位・世界24位の評価を受けています。

国内順位 大学院名 都道府県
1位 名古屋商科大学大学院(NUCB) 愛知県/東京都/大阪府
2位 一橋大学大学院(ICS) 東京都
3位 同志社大学大学院 京都府
4位 立命館アジア太平洋大学大学院(APU) 大分県
5位 早稲田大学大学院(WBS) 東京都


国内のMBA大学院ランキング:Entrepreneurship & Alumni Outcomes(起業家精神と卒業生の活躍)

名古屋商科大学NUCBと早稲田大学WBSは企業からの評判や卒業生ネットワークの強さで高く評価されています。

国内順位 大学院名 都道府県
1位 名古屋商科大学大学院(NUCB) 愛知県/東京都/大阪府
2位 早稲田大学大学院(WBS) 東京都
3位 国際大学大学院 新潟県
4位 同志社大学大学院 京都府
5位 立命館アジア太平洋大学大学院(APU) 大分県


国内のMBA大学院ランキング:Employability(雇用の可能性)

国内企業からの知名度や就職実績では早稲田が最も高く、続いてグローバル色の強いICSが評価を得ています。

国内順位 大学院名 都道府県
1位 早稲田大学大学院(WBS) 東京都
2位 一橋大学大学院(ICS) 東京都
3位 名古屋商科大学大学院(NUCB) 愛知県/東京都/大阪府
4位 国際大学大学院 新潟県
5位 立命館アジア太平洋大学大学院(APU) 大分県


(※参照:2024 QS Global MBA Ranking : Asia)

Eduniversal:国内MBAランキング

QSと同様、国際的なMBA格付け機関にEduniversalがあります。Eduniversalは、コンサルティングとビジネススクールの格付けを行うフランスの企業SMBGが作成する大学ランキングです。その評価観点には例えば以下のような項目があります。

1. 定量的・定性的評価と国別配分(Quota):

ランキングに含まれる1,000校を選出するにあたって、定量的評価(例:認証取得、学術的水準、規模など)と定性的評価(例:国際的な評判、プロジェクトの革新性など)に基づいた選定を行い、国ごとに一定の枠(quota)を設けています。

2. “Palmes of Excellence”(パルム・オブ・エクセレンス)によるランク分け:

選ばれたビジネススクールは、国ごとに5段階の「Palmes of Excellence」:5パルム(最高評価)〜1パルム(最低評価)に格付けされます(※Palmesはヤシの葉を意味しています)。

3. Deans’ Vote(学長による投票)による評価:

「Deans’ Vote」と呼ばれるプロセスでは、各国のビジネススクールの学長たちが互いを評価し合うアンケート調査を実施し、その結果がランキングの最終決定に反映されます。

(※出典:Eduniversal Evaluation System)

Eduniversalの2024年度実績における日本国内のMBA大学院のランキング(TOP10)は以下の通りです。

国内における順位 MBAプログラム Eduniversal評価
1位 慶應義塾大学大学院(慶應ビジネス・スクール) 5 Palmes
1位 早稲田大学大学院(早稲田ビジネススクール) 5 Palmes
3位 京都大学大学院(経営管理大学院) 4 Palmes
4位 東京大学大学院(経済学研究科経営専攻等) 4 Palmes
5位 神戸大学大学院(経営学研究科) 4 Palmes
6位 名古屋商科大学大学院(NUCBビジネススクール) 4 Palmes
7位 一橋大学大学院(経営管理研究科・ICS) 4 Palmes
8位 国際大学大学院(IUJ経営管理研究科) 3 Palmes
9位 立命館アジア太平洋大学大学院(経営管理研究科) 3 Palmes
10位 関西大学大学院(会計研究科ビジネスコース等) 3 Palmes

(※出典:Eduniversal “Business Schools Ranking in Japan 2024”)

国際認証を取得している国内の主なMBA大学院

日本のMBA大学院はQSやEduniversalのランキング上位には少ないものの、国際的な認証機関による「国際認証」を取得している学校も多く存在します。主な認証機関にはAACSB、EFMD(EQUIS)、AMBAの3つがあり、研究成果や国際性などアカデミックな観点に基づく所定審査を通過した学校に与えられます。

これらすべてを満たすと「トリプルクラウン校」と呼ばれます。世界のビジネススクールでも約5%程度しかこれらの認証を取得していないと言われ、国際認証校は教育プログラムの質が保証されている指標の一つとなります。日本国内の主なMBAプログラムの国際認証取得状況は次の通りです。

大学院名 認証機関 ポイント
名古屋商科大学大学院(NUCB) AACSB・AMBA・EQUIS 国内唯一のトリプルクラウン校。土日のみでMBAを取得できる社会人向けカリキュラムを提供している点も特徴です。
早稲田大学大学院 経営管理研究科(WBS) AACSB・EQUIS 全日制MBAから仕事と両立できる夜間コースまで多彩なプログラムを持ち、ライフスタイルに合わせた履修が可能です。国内で非常に高い人気を誇り入試倍率も高く、優秀な学生が多数集まると言われます。実業家・研究者など多彩な経歴の教員が揃い、実学とアカデミズムのバランスが取れた教育が魅力です。
慶應義塾大学大学院 経営管理研究科(KBS) AACSB 慶應KBSは討論重視のケースメソッド教育を特徴としており、受講生は実際の企業事例を題材にディスカッションを行うことで、経営者に求められる実践的スキルを磨くことができます。
一橋大学大学院経営管理研究科 ICS AACSB 日本初の英語MBAプログラムとして高い国際性を持ち、学生の約8割が留学生で占められています(2023年QSランキング日本1位)。少人数・ケーススタディ中心の教育で定評があり、QSでは2023年に日本国内1位(アジア18位)になりました。
立命館アジア太平洋大学大学院(APU) AACSB・AMBA 多文化環境での学びを提供する国際色豊かなMBAプログラムで、特に学生の多様性(Diversity)スコアが国内トップクラスです(QS指標「Diversity」で日本勢1位)。AMBA認証も取得しており、実践的なマネジメント教育に力を入れています。
国際大学大学院(IUJ) AACSB 日本で最も早く英語のみのMBAを開講した大学院の一つで、少人数制・寮生活を通じた密度の高い教育を提供しています。QSランキングの「卒業生の成果(Alumni Outcomes)」指標では国内上位に入り、国際機関やグローバル企業で活躍する卒業生ネットワークを築いています。
立教大学大学院 AACSB 立教大学 経営学部および大学院 経営学研究科は、2024年8月にAACSB認証を取得しました。これは、日本の私立総合大学では学部・大学院単位での取得としては初のケースです。
中央大学大学院 AMBA 日本ではAMBA認証を持つ学校は中央大学CBSと同志社大学DBSなど、ほんの一握りに限られています。主に社会人を対象とした夜間・週末開講のMBAプログラムを展開しており、働きながら学べる柔軟性を持っています。
京都大学大学院 EQUIS 日本の国立大学では珍しくEQUIS認証を持つMBAプログラム。アカデミックな研究力に加え、アジア地域との交流や産学連携を重視しているのが特色です。EQUISは学校全体の包括的な認証であり、プログラム単位ではなく大学院全体として国際的に高い水準を維持していることを示しています。

(※出典:AACSB)
(※出典:EFMD Global)
(※出典:AMBA)

4.国内で取得できるMBAと海外で学べるMBAの違いとは?

日本国内で取得できるMBAと海外で学べるMBAの違いとは?

「日本国内でMBAは役に立たない」、「海外のMBAのほうが日本のMBAより質が高い」、「日本のMBAは海外で通用しない」などと聞いたことがある人もいるかもしれません。実際のところはどうなのでしょうか。

これらの意見に応えながら、日本国内で取得できるMBAと海外で学べるMBAの違いについて解説していきます。

国内でMBAは役に立たない?

まず、「日本国内でMBAは役に立たない」に関しては、先ほどご紹介した国内の調査からもわかるように、MBA取得後に収入が上がった人や昇進した人は数多くいます。くわえて、転職や起業に成功した人もいることから、MBAを国内で役立てることは可能といえるでしょう。

ただし、欧米に比べて日本ではMBAの普及が遅かったこともあり「採用時にMBAホルダーかどうかは重要視しない」「MBAホルダーとそうでない社員とで待遇の差がない」といった国内の企業が欧米より多く存在することは事実です。

そうした背景から、「日本でMBAは役に立たない」といわれることもあるようですが、年収アップや昇進、転職、起業の成功といったわかりやすい変化だけがMBAの役割ではありません。

「論理的思考が身につく」「問題発見・問題解決ができるようになる」など、経営・ビジネスで生きる実践力を養うことがMBAの根幹的な目的です。そうした視点からも、MBAは日本国内でも十分に役立つ学位だといえます。

関連記事:MBAが意味がないと言われる5つの理由|取得のメリットや向いている人も解説

海外のMBAのほうが日本より質が高い?

「海外のMBAのほうが日本のMBAより質が高い」といわれることに関しては、どの国で取得したとしても、
MBAという学位自体に質の差はありません。そのため、誤った情報だと言い切れます。学ぶ内容についても、基本的なカリキュラムは世界共通です。

MBAは英語が主流の学問なので、英語で学ぶのが最適だとされることもあります。別の言語に翻訳される際に、もとの表現から多少外れてしまうケースも皆無ではないため、気になる場合は英語で学習するのがよいでしょう。日本国内においても、英語を主要言語として授業を行っている経営大学院も存在します。

日本のMBAは海外でも通用する?

英語が公用語の国では、当然ながら、MBAをはじめとした学位の有無以上に
「英語で仕事ができるか」がビジネスにおいては重要視されます。そういった意味で、英語を用いる海外の大学院でMBAを取得した人は語学力についても問題ないと判断されるでしょう。

しかし、ビジネス・経営の知識やスキルが高く、かつ、その国や企業でコミュニケーションがとれる語学力があれば、MBAを取得した国がどこかはそれほど関係ないといえます。

前述の通り、どの国の経営大学院であっても基本的なカリキュラムは変わりません。どこでMBAを取得したかよりも、知識とスキルをきちんと修得し、実践で生かせる人材であるかどうかが重要です。海外で通用する人材を目指す人は、語学力を磨きつつ、自分の専門性を高めていくようにしましょう。

5.国公立のMBA大学院の特徴とメリット・デメリット

国公立大学のMBAのメリット

国公立のMBA大学院の特徴

上で紹介したように、国公立のMBA大学院は十数校あります(2021年現在)。

国公立大学は国や地方公共団体、公立大学法人が運営している大学です。国公立は私立に比べて、大学内の設備が充実している傾向があります。日本には約800の大学が存在しますが、そのうち国立大学は約80校、公立大学は約90校と私立に比べて学校数は少なめです。

また、大学受験の試験科目は私立よりも国公立のほうが多い印象があるかと思います。しかし、社会人が入学するMBAの場合は、国公立でも私立でも入試内容はそれほど変わりません。基本的には、出願書類とエッセイによる書類審査のあとに、口頭試問や筆記試験を実施して合格者を選抜します。

国公立のMBA大学院のメリット

MBA取得のためにオーソドックスな内容が学べるカリキュラムがある点が国公立のMBA大学院のメリットです。代表的な国公立のMBA大学院には、以下が挙げられます。

  • 一橋大学大学院 経営管理研究科
  • 東京都立大学東京大学院 経営学研究科 経営学専攻 経営学プログラム
  • 神戸大学大学院 経営学研究科 現代経営学専攻


また、私立大学よりも学費が安いことや、広いキャンパスがあり設備が充実していることも国公立大学のメリットです。国公立のMBA大学院の学費は年額50万~65万円程度が相場となっています。以下は2校の例です(2021年現在)。

  • 一橋大学大学院 経営管理研究科 経営管理専攻 SBA日本語プログラム:入学金28万2,000円+授業料(年間)64万2,960円

    (※出典:一橋大学大学院 経営管理研究科「学費・奨学金」)
  • 京都大学大学院 経営管理教育部 経営管理専攻:入学金28万2,000円+授業料(年間)53万5,800円

    (※出典:京都大学「学納金の額一覧」)

国公立のMBA大学院のデメリット

国公立大学のデメリットは、私立大学よりも学校数がやや少ないことです。さらに、国公立大学の多くは公共交通が多少不便な場所にあるため、通いやすいエリアに国公立大学がない場合もあるでしょう。

また、設備は充実しているものの、建物自体は古いことも多いため、新しい建物で学びたい人にとってはデメリットになります。

6.私立のMBA大学院の特徴とメリット・デメリット

私立のMBA大学院のメリット・デメリット

私立のMBA大学院の特徴

上で紹介した通り、日本国内において私立のMBA大学院は二十数校あります(2021年現在)。

私立大学は、個人や企業などの民間が設立し、学校法人が運営する大学です。国内に800校ほどある大学のうち、約600校が私立大学となっています。

さまざまな学校法人が運営しているため、国公立以上に大学ごとの特色が大きいのが特徴です。また、国公立の場合は、大学ごとにほぼ平等に予算配分されるため、施設が画一的になりがちですが、私立大学はキャンパスの規模や設備も大学によって多様です。

私立のMBA大学院のメリット

私立大学のメリットは、国公立に比べて大学数が多く、通いやすい場所にある大学を探しやすい点です。通いたいエリア内に複数の大学があれば、比較検討したうえで、自分に合った大学を選べます。また、学校数が多いだけに各大学のカリキュラムも多彩にあり、選択肢が豊富です。

たとえば、下記はグローバル・地域に特化したカリキュラムを実施しています。

  • 亜細亜大学大学院 アジア・国際経営戦略研究科 アジア・国際経営戦略専攻
  • 明治大学大学院 グローバル・ビジネス研究科 グローバル・ビジネス専攻


他にも、イノベーションに特化したカリキュラムを実施している代表的な大学院は下記の通りです。

  • 法政大学経営大学院 イノベーション・マネジメント研究科 イノベーション・マネジメント専攻
  • KIT虎ノ門大学院 イノベーションマネジメント研究科 イノベーションマネジメント専攻


その他、立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科 ビジネスデザイン専攻など、特色のあるカリキュラムを設けている大学もあります。

新しい大学が多いのも私立大学のメリットといえるでしょう。2019年は10校、2020年には3校の私立大学が新たに設立されました(専門職大学は除く)。対して、2019~2020年で国公立大学の新設は1校のみです。

私立のMBA大学院のデメリット

国公立大学に比べて学費が高いことが私立のデメリットです。私立のMBA大学院の授業料は年額150万~200万円程度が相場となっています。以下に2校の例を挙げます(2021年現在)。

  • 明治大学専門職大学院 グローバル・ビジネス研究科 グローバル・ビジネス専攻:入学金20万円+授業料(年額)130万円 ※その他の諸費用あり

    (※出典:明治大学「グローバル・ビジネス研究科 学費等」)

  • 早稲田大学大学院 経営管理研究科:入学金20万円+授業料(年額)146万~278万4,000円(カリキュラムにより異なる)

    ※その他の諸費用あり

    (※出典:早稲田大学 大学院経営管理研究科「学費・奨学金」)

また、私立は運営している学校法人が多種多様なため、国公立よりも大学の質の差が大きい傾向があります。特に新設大学においては、大学の質がわかりにくいといえます。

7.株式会社立のMBA大学院の特徴とメリット・デメリット

株式会社立大学のMBAのメリット

株式会社立のMBA大学院の特徴

2003年に「構造改革特別区域法」が改正され、それまでは学校法人のみの設立に限られていた私立学校で、株式会社の設立も認められるようになりました。株式会社立大学でも、一般の大学と同じく、修了すると学位が授与されます。

日本では2004年に国内初の株式会社立大学が誕生し、話題となりました。BBT大学院は翌年の2005年に開校しました。2023年現在、株式会社立のMBA大学院は、BBT大学院のみです。

株式会社立のMBA大学院のメリット

株式会社立大学は学校固有の校舎がなくとも開設できます。そのため、都心の便利な立地にあるテナントビルに教室や職員室などを構えていることがほとんどです。また、株式会社立大学の場合は、決算書を公開して外部評価を受けるため、経営の透明化や健全な経営体制が保たれます。

BBT大学院の特徴は、オンライン学習でMBAを学べることです。また、株式会社立だからこそ可能な独自の学習方法を提供しています

オンデマンド型講義映像では通学式授業とは違い理解できるまで何度も繰り返し学習できるため、自分のペースで理解を深められます。オンライン掲示板上で実施されるテキストディスカッションに参加すれば、講義で学んだことをアウトプットする訓練も可能です。

株式会社立のMBA大学院のデメリット

私立大学と同じく、株式会社立大学も国公立大学と比較すると学費は高い傾向があります。
国内にはまだ株式会社立大学の数が少ないため、比較検討が難しいというデメリットがあります。

関連記事:社会人がMBAを取得するメリットや方法、必要な期間を解説

8.国内のMBA大学院の選び方は?

日本国内の経営大学院はどのように選んだらいい?

国内のMBA大学院を選ぶ際に、特に意識しておくとよいポイントは以下の通りです。

  • 通学のしやすさ
  • 学費
  • 大学の知名度
  • カリキュラムの内容

通学のしやすさ

日本国内の経営大学院に通う場合、多くの人は現職を辞めず、働きながら通う人が多いでしょう。もし、仕事を中断せずにMBAの取得を目指すなら、「長期間(1年以上)、働きながら大学院に通い続けられるか?」という視点で学校を選ぶのがおすすめです。

たとえば、自宅や勤務先の近くなど、通学しやすい場所に大学院があるほうが、忙しい時期でも無理なく続けられます

学費

また、授業料などの卒業までにかかる全費用が自分の手の届く範囲内なのかも重要なポイントです。学費免除制度、給付金制度などを利用できるかも確認しておきましょう。学校独自の奨学金制度を設けている場合もあります

大学の知名度

大学院の知名度が高いことや、独自のカリキュラムが魅力的なことも選ぶ際のポイントです。学びたい先生がいるか、活躍している卒業生がいるかなどもチェックしておきましょう

カリキュラムの内容

くわえて、カリキュラムが全日制か夜間・週末制かも重要です。働きながらMBAを取得したい人は夜間・週末制(パート制)があるMBA大学院を選ぶとよいでしょう。

関連記事:いつから始める?MBA取得までのスケジュールと準備期間の目安


9.国内のMBA大学院を選ぶうえで重要なこと

経営大学院を選ぶ際のさまざまなポイントをご紹介しましたが、どのポイントを重視するかは、目的や価値観などによって人それぞれ異なります。たとえば、第一優先が「通いやすさ」なのか、「学費の安さ」なのか、「どうしても学びたい先生がいる」なのかで、選ぶ大学院は変わるでしょう。

そこで、大学院選びに迷っている方は、これまでのキャリアの棚卸しを行い、キャリアに関する目標や価値観を明確にすることで、自分にとっての重要なポイントを洗い出してみてはいかがでしょうか

さらに自分が重視するポイントに優先順位をつけ、上位3つの要素を満たす大学院に絞りながら選んでいくと、多数ある大学院のなかから自分に合った学校を選びやすくなります。

関連記事:いつから始める?MBA取得までのスケジュールと準備期間の目安

10.これからの時代はオンラインMBA大学院がおすすめ

通学の負担を最小限にしたい人は、オンラインで取得できる経営大学院も選択肢に入れてみましょう。

完全にオンラインで学べる大学院なら、通学の負担は全くなくなります。1年以上通うことを考えると、通学時間をゼロにすることで節約できる時間はかなりの長さになります。

オンラインであれば、通勤で電車に乗っている時間などのスキマ時間を活用して、学習を進めることもできます。

世界中に蔓延した新型コロナウイルスによって、学校が次々と閉鎖されました。その際に多くの学校がオンライン授業を導入し、オンライン授業はより一般的なものとなりました。

しかし、アクセスの集中によってサーバーがダウンし授業が始められなかったり中断したりと、オンライン授業のトラブルは多く、手探り状態でなんとか進めている学校がほとんどです。

本校(ビジネス・ブレークスルー大学大学院、以下BBT大学院)は、国内初のオンラインMBAです。2004年に「オンライン教育のビジネスモデル特許」を日米2か国で取得し、日本初のオンライン学習でMBAを取得できる経営大学院として2005年に開学しました。世界35か国から入学生が集まり、2019年までの卒業生数は延べ1,367名と、最大規模を誇ります

2020年に開学15周年を迎えたBBT大学院は、開学以来、蓄積してきたオンライン授業の知見や最新のオンライン学習プラットフォームを駆使し、実践型MBAプログラムを提供しています。

関連記事:オンラインMBAの特徴・費用と日本・海外のおすすめMBA大学院

11.オンラインMBAのBBT大学院なら、地理的・時間的な制約を乗り越えられる!

日本国内のMBAランキングと主要スクールリスト

この記事では、日本国内の経営大学院を選ぶ際のポイントになる情報をご紹介しました。

経営大学院を選ぶ際に最も重視する点が、学費の安さなのか、カリキュラムの充実度なのか、活躍する卒業生の多さなのかによっても、選ぶ基準は変わってきます。

「自分が経営大学院に通いたい理由は何か」「何が一番の目的なのか」「どのような大学院を求めているか」など、自分なりの答えを明確にしたうえで、経営大学院に関するさまざまな情報やデータを参考にすると、より納得できる大学院選びができるでしょう。

これまで学校は校舎に通学して学ぶのが常識でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって通学自体ができなくなるという事態が起こり、学校の常識が変わりました。地理的な制約、そして時間的な制約も乗り越えられるオンライン学習は今後ますます普及していくと考えられます。

これから経営大学院に通いたいと思っている方は、不測の事態にも対応できる、オンラインMBAを検討してみてはいかがでしょうか。国内初・最大規模のオンライン経営大学院であるBBT大学院では、双方向の遠隔教育システムを活用し、24時間365日、場所と時間を問わずオンラインで受講することができます

BBT大学院は、世界中で求められる「問題解決力」のスキルアップに主眼を置いています。学長の大前研一は、マッキンゼー・アンド・カンパニー出身のMBAホルダーで、コンサルタントとして大きな成果を残してきました。BBT大学院で学ぶことで、MBAの知識とスキルだけでなく、コンサルティング能力も高いビジネスリーダーになることが期待できます

ご興味がありましたら、どこからでも気軽に参加できるBBT大学院のオンラインMBA入学説明会に、ぜひお申し込みください。