編集部posts 2020年9月29日

【MBA・ビジネス用語】ビジネスケース(事業計画)とは? 精度を上げるにはMBA取得がおすすめ



執筆:mbaSwitch編集部

【MBA・ビジネス用語】ビジネスケース(事業計画)とは? 精度を上げるにはMBA取得がおすすめ
現代は、将来が予測できないVUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性)、Ambiguity:曖昧性)の時代に突入したといわれますが、新型コロナウイルスの感染拡大によって、産業構造が激変する可能性がさらに高まっています。変化の激しい今だからこそ、ビジネスケースを用いて、プロジェクトなどの妥当性をきちんと評価することが大切です。

苦手意識がある方も多い、ビジネスケースの基本手知識や作成方法をご紹介します。


https://www2.ohmae.ac.jp/Dynamic_LP.html

1.ビジネスケースとは?

ビジネスケースとは?

ビジネスケースとは、採用されたプロジェクトが妥当かどうか、投資価値があるものなのかを説明するための資料のことです。わかりやすく「企画書」と言い換えることもできます。意思決定や計画立案の際に用いられ、企業の内部で作成されることもあれば、組織外で作成することもあります。

たとえば、ある企業において人手不足という課題があり、課題への解決策がいくつか挙がったとします。解決策の中からどれを実施するのか、実施するとして進行中の判断軸は何かなどを定めたものがビジネスケースです。

一般的に、ビジネスケースの構成は「ニーズ」と「費用便益分析」の2本柱で、「なぜやるのか」「費用を上回る効果が見込めるか」という観点から、プロジェクトなどの重要性を伝えます。長期的なプロジェクトの場合は、フェーズごとにビジネスケースをレビューし、プロジェクトの必要性を定期的に確認します。

期間、対象、目的によって、さまざまな種類のビジネスケースがあります。

どのような場合にビジネスケースが作成されるのでしょうか。ビジネスケースが作成されるきっかけとしては、大きく分けると次のようなものがあります。

・市場の需要
・組織のニーズ
・顧客からの要求・受注
・技術的進歩
・法的要件(規制強化・規制緩和)
・生態系への影響
・社会的ニーズ

たとえば、
・製薬会社が新しいワクチンを開発する(市場の需要)
・社内のコミュニケーションツールとして新しいサービスを導入する(組織のニーズ)
・新商品専用のサポートデスクを立ち上げる(顧客からの要求・受注)
・出荷作業を伝票からICタグに変更する(技術的進歩)
・消費税を8%から10%対応にするためのシステム改修を実施する(法的要件)
・包装用品を再生可能な資材に変更する(生態系への影響)
・高齢者が多い地域で宅配サービスを始める(社会的ニーズ)
など、さまざまなプロジェクト立ち上げ時にビジネスケースを活用します。

激しい変化に企業・事業が適応するためには、スピード感をもって変化を取り入れ、ビジネスケースを作ることができるスキルが求められます。

ビジネスケースを作成する際の注意点方法

時間をかければ質の高いビジネスケースが作れるわけではなく、ポイントを押さえる必要があります。

ビジネスケースを作成する際には、文書の厳密さと詳細さを区別し、厳密さを重視するようにします。不必要な詳細さは内容を複雑化してしまう可能性があるため、ポイントを特定し、不要な枝葉は切り捨てるようにしましょう。

2.アフターコロナの時代には、プランBまで策定しておく必要がある

アフターコロナの時代には、プランBまで策定しておく必要がある

新型コロナウイルスの影響で、世界の企業の収入はリーマンショック時を上回るほどの減少傾向にあります。

しかも、新型コロナウイルスによる経済環境の混迷は、感染拡大時だけでなく、コロナウイルスの収束後、いわゆる「アフターコロナ」の時代にも続くと予測されています。そのため、アフターコロナ時代を見据えた「プランB」を策定できる人材になることが求められます。

プランBとは、これまで続けてきた計画(プランA)がうまくいかなかったときに発動される次善の策で、最悪のケースを想定した対応策です。

このプランBをいかに綿密・周到に用意できるかが、変化の激しいビジネス環境を生き抜くカギとなります。アフターコロナ時代に備えて、適切なビジネスケースを作成し、最悪のケースを含めた複数の対応策を策定できるスキルを身につけておきましょう。

3.なぜビジネスケースの作成が苦手な人が多いのか

なぜビジネスケースの作成が苦手な人が多いのか

ビジネスケースの作成に対して苦手意識を持っている人が多いですが、それは当然のことだといえます。なぜなら、職場にきちんとビジネスケースを作成できる人がいるケースは少なく、OJTで教わる機会がほとんどないからです。ビジネスケース作成をメインにした教材が少ないので、自学もしづらいといわれています。

そこで、「ビジネスケース作成の知識や経験は少ないけれど、なんとか自分で作らなくては」という状況になると、結構な時間がかかってしまいます。作成経験があるコンサルタントでも、ビジネスケースを作るとなると、徹夜を覚悟する人も多いようです。

また、もしも誤りがあれば、責任問題にも発展しかねません。教わったことがないまま、必要だからとビジネスケースを作り、ますますビジネスケースが苦手になってしまった人もいるのではないでしょうか。

4.MBAを取得すれば、ビジネスケースが簡単に作れるようになる!?

MBAを取得すれば、ビジネスケースが簡単に作れるようになる!?

先ほどご紹介したように、期間や対象、目的、そしてプロジェクトの性質などによって、最適なビジネスケースの形は毎回異なります。そのため、ビジネスケースは一般論として教えることが難しいのです。

多様なケースを数多くこなしてきた人はビジネスケースの質を上げていくことができますが、これからビジネスケースを作成する機会があるかもしれない人は、どのように準備しておけばよいのでしょうか。

その一つの選択肢として、MBAを取得する大学院(経営大学院)で学ぶ方法があります。経営大学院では、ビジネスケースの作成に必要な、市場環境分析、需要予測、損益分岐点などの知識を身につけることができます。また、実際にビジネス現場で使用されたビジネスケースを数多く読み込むため、よいビジネスケースを事例から学ぶこともできます。

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5.「100%オンライン」のビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)とは?

「100%オンライン」のビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)とは?

多忙なビジネスパーソンにとって、働きながら経営大学院に通うことはハードルが高いかもしれません。そこで、仕事や家庭と両立しながら、上手に時間を使って学ぶには、オンラインMBAがおすすめです。

ビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)は、国内初のオンラインMBAのプログラムをスタートしました。2005年の開校以来、パイオニアとして進化を続け、100%オンラインで経営学の体系的な知識と、知識にとどまらない実践的なスキルが学べます。

独自のオンライン学習プラットフォーム「AirCampus®」は、地理的な条件や時間など、あらゆる制約を乗り越えるために開発され、15年間アップデートを続けています。このオンライン学習プラットフォームによって、いつでも、どこでも学べるだけでなく、学習理解度と効率を向上させます。

講義は「オンデマンド型」なので、自分のペースで視聴できます。たとえば、1回の講義を何回かに分けて視聴したり、繰り返し視聴したり、また講義映像のスピード調整もできるため、「忙しいのでスキマ時間に少しずつ学習したい」「一度で理解できなかった講義を繰り返し受けたい」「短時間で一気にインプットしたい」など、さまざまなニーズに合わせて受講可能です。

MBAの醍醐味であるケーススタディにも特徴があります。
一般的に、ケーススタディでは過去事例を取り上げます。しかし、BBT大学院では、RTOCS(アールトックス)と呼ばれる独自の教育メソッドを導入し、現在進行形の事例について、「自分が経営者やトップだとしたら?」という視点で将来を予測し、具体的な戦略を考えます。

毎週新しいケーススタディに取り組み、在籍中の2年間で合計100回もの思考訓練を重ねることで、経営者視点や変化に強い対応力と問題解決力を徹底的に鍛えます。

教員陣は、世界的なコンサルタントである学長の大前研一を筆頭に、現在もマネジメントに携わっている経営者や起業家、そして数多くの企業や国家の問題解決をリードしてきた経営コンサルタントが中心です。

年々変化が激しくなっていく経営環境において、普遍的かつ最新の知見を実務家教員から学ぶことができます。

6.アフターコロナ時代を生き抜ける人材になるために

アフターコロナ時代を生き抜ける人材になるために

変化の激しいこれからの時代を生き抜ける人材になるためには、「プランB」までしっかり策定できるビジネスケース作成のスキルを磨く必要があります。ビジネスケース作成を学ぶ選択肢として、働きながらMBAを取得できるBBT大学院をご紹介しました。

BBT大学院の100%オンラインのMBAプログラムで、具体的にどのように学ぶのか、なかなかイメージできない方も少なくありません。そこで、一人ひとりがその場で疑問や不安点を十分に解消できるよう、少人数制による説明会を定期的に開催しています。

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