
MBAでは何を学ぶのか?どう役立つのか?具体的なイメージがつかない方もいらっしゃるかと思います。【科目紹介】シリーズでは、BBT大学院の科目を紹介していきます。
今回は、企業の危機と再成長のプロセスを学ぶ実践科目「企業再生論」をご紹介します。
企業が成長を続けるためには、順調なときだけでなく、事業の転換や組織の立て直しといった“難しい意思決定”が求められる場面があります。
「企業再生というと、倒産寸前の会社の話では?」
「自分の仕事とは少し遠いテーマかもしれない…」
そんな印象を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。
BBT大学院の企業再生論は単に“企業を立て直す方法”を学ぶだけではなく、企業の本質的な課題を見抜き経営の意思決定を行う力を養う実践科目です。
実際の企業再生事例やケース演習を通じて、企業・事業・組織をどのように立て直し成長へ導くのか、という経営のリアルな思考プロセスを学んでいきます✨
講義では、
・企業の危機度をどのように診断するのか
・どのタイミングで意思決定を行うべきか
・ステークホルダーとの関係をどう再構築するか
といったポイントを、実際の企業再生事例をもとに体系的に学びます。
また、
・カネボウ化粧品
・COEDOビール
・ホテル・旅館
・スキー場
などの再生事例を通して「企業を再び成長させる経営とは何か」という問いに向き合います。
さらに演習では、光通信の再生ケースを題材に受講生自身が経営者の立場で再生戦略を考える実践的なトレーニングを行います。
余語 邦彦 教授

東京大学大学院修士修了後、科学技術庁に入庁。
米国ダートマス大学エイモスタックビジネススクールでMBAを取得。
戦略コンサルティングファームMcKinsey & Companyにて戦略立案プロジェクトを担当。
その後、光通信 取締役副社長兼CO-CEO、カネボウ化粧品 会長兼CEOとして企業再生を実現するなど、実際の企業再生の最前線で意思決定を行う。
またBBTビジネス・インキュベーションセンター(BIC)センター長として、起業に挑戦する在学生・修了生の支援も行う。
企業再生のリアルな現場と、起業家支援の最前線の両方を知る立場から、理論だけではない“実務としての経営判断”を講義で伝えている。
<BICとは>
BBT (BBT大学院、BBT大学、Bond-BBT、ABS)の在学生・修了生で起業を志す方々を対象に、BBTの中核人材ネットワークを駆使して、経営及び営業・マーケティングを重視した起業支援をするボランティア機関。
起業イベント、コミュニティ運営、個別コンサルティングなどを通じて多くの挑戦者をサポートしている。

企業再生の第一歩は、現状を正しく診断することです。
売上や利益だけではなく
・キャッシュフロー
・事業構造
・組織
・業界環境
などを総合的に分析し、企業の本質的な課題を見抜く力を養います。
この分析力は危機企業だけでなく、あらゆる企業の経営判断に必要なスキルとなります。
1)経営の“本質的な課題”を見る力が身についた
「企業再生」というと特別な状況の話だと思っていましたが、実際には企業が持続的に成長するための本質的な経営思考を学ぶ科目でした。企業の数字や事業構造を見ながら、どこが本当の問題なのかを見抜く視点が鍛えられたと感じています。
2)財務データが“経営のストーリー”として見えるようになった
演習では実際の企業データを基に議論するため、BS・PL・キャッシュフローが経営判断とどうつながるのかを実感できました。これまで数字は「結果」として見ていましたが、経営の意思決定の結果として理解できるようになったのが大きな学びです。
3)“企業を立て直す思考プロセス”を体験できる
光通信再建のケース演習では、もし自分が経営者だったらどう判断するかという視点で議論しました。単なるケーススタディではなく、本当に経営の現場に入ったような感覚で考える経験ができました。
4)現場を知る経営者の話からしか学べないリアルがある
AIや本では企業再生の理論を学ぶことはできますが、実際に再生の現場を経験した経営者の話はまったく次元が違うと感じました。成功だけでなく、迷いや意思決定の背景まで聞けるのは貴重でした。
5)自分の会社・事業を客観的に見る視点が生まれた
この科目を通じて、自分の会社の事業構造や組織の課題を客観的に見る視点が身につきました。「企業再生論」という名前ですが、実はすべてのビジネスパーソンに必要な経営思考だと思います。
・企業や事業の再生プロセスに興味がある
・経営の意思決定を体系的に学びたい
・企業の現状を分析する力を高めたい
・継続する企業・事業・組織の在り方を知りたい
企業再生の思考は、すべての経営に通じる視点を与えてくれます。
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