執筆:mbaSwitch編集部

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MBA(Master of Business Administration、経営学修士)は、経営学全般の理論と実践を体系的に学び、マネジメントスキルやリーダーシップを磨くための修士/専門職課程です。従来、日本でMBAといえば通学型が当たり前でしたが、近年は「オンラインMBA」「通信制MBA」と呼ばれるプログラムが注目を浴びています。その背景には以下のような社会的要因が挙げられます。
・デジタル技術の発展による学習体験の質の向上
・働きながらキャリアアップしたいというニーズの高まり
・コロナ禍に伴うオンラインコミュニケーションツールの普及
オンラインMBAでは、インターネットを介して講義、ディスカッション、そして課題提出などが一気通貫で行われる形式が多いです。そのため場所や時間の制約を受けにくく、働きながらでもMBA取得を目指せる点が特徴です。特に近年は、在宅勤務や副業など働き方の多様化/柔軟化に伴い、多忙でも時間や場所に捕らわれない学習スタイルで学びを深めようとする、キャリアアップ志向の社会人に注目されています。
では、どのような大学院がオンラインMBA/通信制MBAを提供しているのでしょうか。
日本に関して言えば、その一つにBBT大学院(ビジネス・ブレークスルー大学大学院)が挙げられます。BBT大学院は国内初の100%オンラインMBAプログラムとして知られ、オンデマンド型の講義映像と非同期型のチャットディスカッションをメインに、リアルタイムウェビナーや交流会なども盛んに開催されています。オンラインならではの学習効率にくわえ、国内外の実務家教員による実践的な学びが受けられる特徴もあります。
一方、海外においては以下のオンラインMBAプログラムが一例として挙げられます。
■IE Business School(スペイン)オンラインMBA
世界ランキング上位校のひとつ。完全オンライン+集中対面セッションあり。
■Warwick Business School(英国)Distance Learning MBA
世界的評価の高い通信制MBA。オンライン授業とネットワーキングが充実。
■University of Illinois(米国)iMBA
オンライン学習プラットフォーム”Coursera”上で提供され、学費も比較的抑えられることで人気。
なお、2025年のFinancial Timesのビジネススクールランキングによると、「Online MBA」部門のトップ5には以下の大学が名を連ねています。
| # | name | location | salary today (US$) |
| 1 | IE Business School | Spain | 209,202 |
| 2 | Imperial Business School | UK | 228,443 |
| 3 | Warwick Business School | UK | 216,898 |
| 4 | University of Southern California: Marshall | US | 228,500 |
| 5 | Carnegie Mellon: Tepper | US | 191,841 |
※参照:Business school rankings Online MBA 2025
オンラインMBAには「ライブ型(同期型)」と「オンデマンド型(非同期型)」があり、概して以下のような比較ができます。
| オンデマンド型(非同期=自分のペースで受講する) |
ライブ型(同期=固定された時間帯にライブ受講する) | |
| 授業の形式 | オンデマンド講義(映像コンテンツ) チャットディスカッション |
ライブ講義(ウェビナー) 音声ディスカッション |
| 受講可能な時間帯 | 講義: 履修期間中はいつでも繰り返し視聴できる(概ね2~3ヶ月) ディスカッション: |
講義: 特定の時間帯にライブ授業が開催される(例 18:00~20:00など) ディスカッション: |
また、それぞれのメリットについては次のように要約できます。
ライブ型オンラインMBAのメリット:
・決まった時間にライブ授業が開催されるため、比較的高い臨場感を得られる。
・質問や議論などにおいて即応性のあるコミュニケーションが行える。
・複数人が同じ授業空間にリアルタイムで集まるため、孤独感が抑えられる。
オンデマンド型オンラインMBAのメリット:
・学ぶ時間帯の制約がほぼ無いため、自身のライフスタイルにあわせて無理なく受講できる。
・講義映像を繰り返し視聴できるため、理解が定着しやすく、かつ体系的に学べる。
・ディスカッションはオンラインフォーラム上でのテキストチャット形式が多く、アウトプットが可視化されるため学びを整理しやすい。また発言者の声の大きさや立場に左右されないため建設的な議論ができる。
ライブ型(同期型)と比べて、オンデマンド型(非同期型)のオンラインMBAについてイメージしづらい点や疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。ここではBBT大学院への入学を検討されている方々からよくいただく質問とそれに対する回答例を抜粋してお届けします。
■オンラインでもしっかり学べるの?継続できるの?
結論から言うと時間効率の高い柔軟かつ体系的な学習が可能です。BBT大学院のようなオンデマンド型オンラインMBAでは、自分のペースで何度でも講義映像を視聴できるため、しっかりと理解を深めながら学習を進められます。
オンデマンド型オンラインMBAの最大のメリットは、働きながらでも学びやすいことです。通勤時間、夜間や週末など隙間時間を活用できるのが大きな利点であり、国内外どこにいても受講可能です。たとえ転勤や海外駐在の必要が発生したとしても無理なくMBA取得が目指せます。また最近は仕事に加えて子育てや介護、副業など多くのタスクを抱えながらもMBAを取得される方も増えてきています。
自身のキャリアを中断することなく、しっかり継続的に学べるのがBBT大学院のようなオンデマンド型オンラインMBAです。
■ディスカッションは非同期でもしっかりできるの?
建設的なディスカッションが可能です。テキストディスカッションでは全員のアウトプットや議論の流れがトピックやタイムラインの軸で可視化されます。声の大きさや立場に左右されることなく、ファクトやインサイトに基づく内容重視の議論が行えます。
また、口頭での発言ではなくテキストに整理して投稿する形をとるため、一定の論理だった構成が求められます。そのため一つ一つ投稿を重ねるたびにロジカルライティングのスキルが強化されていくことを実感できるでしょう。
なお、時間軸で議論を遡れるため、後で振り返ることが可能な点もポイントです。
■人脈形成や仲間づくりはできるの?
オンデマンド型オンラインMBAならではの多様な人材が集まります。たとえば時差のある海外で活躍されている方や忙しい経営者など、時間の制約が無いことにより学び直しが可能になった、様々なバックグラウンドの方が受講されています。
また、有志によるオフライン交流会イベントの開催、教授によるリアルタイムウェビナー、グループワーク、1on1指導(卒業研究)、教務スタッフによるサポートなど、様々なコミュニケーションの機会が用意されています。BBT大学院のMBAライフを通じて自然にネットワークは広がっていきます。
BBT大学院は、多忙なビジネスパーソンにとって学びやすい完全オンライン型のMBAである上に、豊富なケーススタディを通してアウトプットスキルを磨くことができる点で実践力重視の方に選ばれています。
前述したオンラインディスカッションにおいては、投稿に対してビジネスの第一線で活躍する教員やティーチングアシスタント、そして他の受講生からフィードバックが返ってきます。それに対して返信を重ねていくことで学びを深められます。想像以上の刺激的なコミュニケーションを体験できます。
また、卒業研究においては起業や新規事業のプランニングなど実践的なテーマ設定が可能で、担当教授と1on1で計画を進められる点も好評です。
「オンラインMBA」「通信制MBA」は、通学型に比べて自由度が高く、グローバルで多様な人材と一緒に学べる新しい形のMBAです。誤解されがちな「学びの質」「人脈形成」「モチベーション」についても、多くの学校が工夫を重ねています。
働きながらMBAを取得したいビジネスパーソンにとって、キャリアアップ・自己成長・人脈構築のいずれにおいても十分な価値を提供してくれるでしょう。