編集部posts 2020年12月18日

【MBA・ビジネス用語】デジタル・ディスラプションとは? デジタル・ディスラプターの襲来に備え、組織や個人ができること

【MBA・ビジネス用語】デジタル・ディスラプションとは? デジタル・ディスラプターの襲来に備え、組織や個人ができること

デジタル化を駆使して起こされた、既存の商習慣や産業構造を破壊するほどのイノベーションを「デジタル・ディスラプション」と呼びます。

目まぐるしく変化する社会のなかで、かつては規模を拡大することで成長を続けてきた企業も、新しいテクノロジーを活用できないと、あっという間に衰退することも増えてきました。

自分がディスラプトされる側にならないためにも、あらためて「デジタル・ディスラプション」について理解しましょう!





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1.デジタル・ディスラプションの定義

デジタル・ディスラプションの定義

デジタル・ディスラプションとは?

ディスラプションとは、「破壊」や「崩壊」を意味する英単語です。ビジネスにおいては「創造的破壊」の意味合いで用いられることが多く、デジタル・ディスラプションとは、「デジタル化による破壊的変革」を指します。

もう少し説明すると、低コストのITツールやテクノロジーを活用して、新たなビジネスモデルを用いて商品・サービスを提供し旧来型の産業・業界に創造的破壊を起こすことです。その産業が立ち行かなくなるくらい、既存の企業や業界秩序を破壊し、新しい世界観を作る(デジタル・ディスラプションを起こす)プレーヤーのことを、「デジタル・ディスラプター」と呼びます。

元来の意味は「破壊」ですが、その言葉が使われるときには、何が「創造」されたかに注目しましょう。

破壊的イノベーションとは?

デジタル・ディスラプションは「次世代型の破壊的イノベーション」と称されることもあります。破壊的イノベーションとは、「新たな技術革新によって、既存製品よりも低機能、低価格、しかし利便性が高いモノの提供を実現すること」です。

それまで高価であったり複雑であったりしたために、資金やスキルのある、ごく少数の人だけがアクセスできたモノについて、イノベーションが起きて誰でも広く使えるようになりました。それによって既存の産業構造が大きく変革することを指します。

従来のイノベーションと、デジタル・ディスラプションの違いは?

現在は、スマートフォンをはじめとして、無料・低コストで好きなように使えるデジタル・ツールがたくさんあります。これらを駆使して、消費者の欲求を第一に、シンプルな方法で、既存の商品・サービス・仕組みに創造的破壊を起こすこと。これがデジタル・ディスラプションです。

従来のイノベーションの場合、新商品を開発して市場に送り出すには膨大な資本が必要なため、ごく限られた数の会社が、わずかなアイデアを実現するのがやっとでした。しかし現在は、どんな会社も、個人も、破壊的なイノベーションを起こせる時代といえます。

世界中の人がスマートフォンをもって、大抵の場所にWi-Fiがあって、どこでも同じようにインターネットに接続できます。クラウドサービスも普及していて、大量のデータも物理的な制約なく保管できる。誰しもサービスの提供者になることが可能です。

さらに1つの国で成功したサービスは、わざわざ他の国用に作り変える必要もなく、一気に世界に広げることができるのです。既存のしくみが破壊されるスピードや規模が非常に大きいということも、デジタル・ディスラプションの特徴です。

また、これまではモノやサービスの「提供者」が秩序を作り、市場を支配してきました。しかし、デジタル・ディスラプションの時代の主導権は、サービスを選別できる「消費者」にあるのです。

単なる低価格化やデジタル化を行うだけでなく、非効率な商習慣や不便が残っている産業や製品ほど、テクノロジーを使ってそれを破壊することで、ユーザーに愛され、デジタル・ディスラプションが起きやすいともいえます。


主なディスラプターと影響を受ける業界

引用:『大前研一 デジタル・ディスラプション時代の生き残り方 (「BBT×プレジデント」エグゼクティブセミナー選書)』大前研一著、プレジデント社

2.デジタル・ディスラプションのケーススタディ

デジタル・ディスラプションのケーススタディ
では、具体的なデジタル・ディスラプションの事例を見てみましょう。

①Uber ―ライドシェアサービスがもたらすディスラプション―

Uberは、人を乗せたい車と移動したい個人をマッチングすることで、安価に簡単に移動できる世界を実現した配車サービスです。

従来、自分の車を持たない人の移動手段はタクシーを捕まえるか、公共交通機関に併せて移動することがほとんどでした。しかし、UBERを使えば、ユーザーはスマートフォンから好きなときに確実に移動手段を確保することができます。移動手段の選択肢が変わってきます。

また、「そもそも車を所有しなくても良い」という考え方にシフトすることにより、自動車産業を取り巻く環境も大きく変わりつつあります。


引用:『大前研一 デジタル・ディスラプション時代の生き残り方 (「BBT×プレジデント」エグゼクティブセミナー選書)』大前研一著、プレジデント社

②NetFlix ―配信プラットフォームがもたらすディスラプション―

これまでコンテンツを楽しむためには、コンテンツの販売・レンタルショップへ足を運ぶ必要がありました。そして、コンテンツの制作会社や販売・レンタル会社は、商品の網羅性や店舗数で勝負していました。

しかし、定額見放題で動画を配信するNetFlixやAmazon Prime Videoによって、私達は専用再生機器の種類を気にする必要もなく、いつでも好きな時にマルチデバイスでコンテンツを楽しめるようになりました。

デバイスや物理メディアの制約という不便を解消し、かつ低価格(定額見放題)を実現することで、メディア・コンテンツ業界に大規模なデジタル・ディスラプションを起こしているといえるでしょう。

そのほかにも、リユース市場に変革を起こすメルカリや、日本の非効率な商習慣に切り込むクラウドサインなども、今後デジタル・ディスラプターになり得るかもしれません。

3.デジタル・ディスラプション時代の生存戦略

デジタル・ディスラプション時代の生存戦略
デジタル・ディスラプターの襲来に備え、組織や個人は何をしたらよいのでしょうか。

まず、企業は日頃から業界や自社の動向のウォッチを怠らずに行い、ディスラプションの予兆を見逃さないようにします。予兆が見つかれば、それを真似して自ら事業化を進めましょう。この類の情報収集やアイディア出しは一人ではなく、集合知を活用して行ったほうが効果的です。

個人の生存戦略としては、AIやロボットなど最新テクノロジーに代替されないスキルを磨き、個人で稼ぐ力を身に着けるべきです。感性や構想力、発想力などを身に着けるほか、最新テクノロジーを使いこなせるスキルも必要です。

4.デジタル・ディスラプション時代を生き抜くには

デジタル・ディスラプション時代を生き抜くには
デジタル・ディスラプション時代を生き抜くためには、ディスラプションの予兆を感じ取れるスキルと、AIやロボットに代替されない感性や発想力を磨く必要があります。

自分の思考を豊かにするためには、多くの経験を積むことはもちろんのこと、知識のインプットも欠かせません。

そこで、経営学の古典理論から最新のビジネストレンドまでを網羅的に身につける方法として、MBAを取得できる大学院(経営大学院)があります。

経営大学院では、経営の3要素である「ヒト・モノ・カネ」について学びます。さらに、時代に合わせた最先端のカリキュラムを実施したり、自分のキャリアや今後のビジョンについて向き合う機会を提供したりと、大学院ごとに特色があります。

しかし、仕事だけでも忙しいビジネスパーソンにとって、働きながら経営大学院で学ぶことは容易ではありません。

働きながらでも、うまく時間を活用して学び続けるには、「オンラインMBA」(経営大学院の授業の一部もしくはすべてをオンラインで実施するMBAプログラム)がおすすめです。

5.100%オンラインでMBAが取得できるビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)とは?

100%オンラインでMBAが取得できるビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)とは?
本校(ビジネス・ブレークスルー大学大学院、以下BBT大学院)は、日本国内で最も長いオンラインMBAの歴史を持っています。2005年の開学以来、15年という月日のなかでオンライン学習の知見を蓄積し、オンラインMBAのパイオニアとして試行錯誤を重ねてきました。

100%オンラインで受講できるため、学びの柔軟性が高く、多忙なビジネスパーソンでも学び続けることができます。

BBT大学院の学長である大前研一は「経営者、現場、顧客からしかビジネスは学べない」という信念から、経営者や起業家、そして数多くの企業や国家の問題解決をリードしてきた経営コンサルタントを中心に教員陣を揃えています。

現在もマネジメントに携わっているリーダー経験豊富な実務家教員から、実践経験に基づいたビジネス・経営のスキルや知識が学べます。

さらに、時代に即した最先端のカリキュラムや教育手法を提供できるよう、アップデートを繰り返しています。

たとえば、MBAの醍醐味であるケーススタディは、RTOCS(アールトックス)と呼ばれる独自の教育メソッドを導入し、現在進行形の事例について取り上げます。

一般的なケーススタディでは過去事例を取り上げますが、今まさに起こっている事例について、「自分が経営者やトップだとしたら?」という視点で将来を予測し、具体的な戦略を考えることで、問題発見・解決能力を身につけられます。

また、教務スタッフによる学生サポートが手厚く、学習の進捗フォローを行い、学習サポートやアドバイスをしている点もBBT大学院の魅力です。

教務スタッフは、一人ひとりの学生の受講の進捗や発言頻度などを日々確認し、名前を覚えてしまうくらい常に気にかけ、身近な存在として伴走してくれます。

100%オンラインのMBAプログラムでどのように学ぶのか、具体的にイメージしづらい方もいるかと思います。そこで、一人ひとりがその場で疑問や不安点を十分に解消できるよう、少人数制による説明会を定期的に開催しています。

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