編集部posts 2020年10月19日

MBAは転職で有利?実際の市場価値や5つの成功パターンと注意点

執筆:mbaSwitch編集部

MBAを取得すると転職に有利になる?

ビジネス環境において、変化が激しく将来が予測できない「VUCA時代」が到来したといわれるようになってから10年、グローバル化の推進やAI・IoTの技術発展などにより、その状況はますます先の読めない厳しいものとなっています。

さらに、2020年には新型コロナウイルス感染症の感染拡大もあり、これから訪れるウィズコロナ/ポストコロナ時代は、今まで以上に予測困難なビジネス環境になるといえます。

そんななか、MBAを取得することで転職が有利になることはあるのでしょうか?
MBAを取得すると転職にどんなメリットがあるのか、MBAの転職市場での価値と、MBA取得によって転職が有利になるケース、なりにくいケースをご紹介します。

また、MBAホルダー(MBAを取得している人)の転職求人情報の例や、転職でMBAを最大限生かすためのポイント、転職に成功した人の実例も紹介しますので、自身のキャリアアップのための転職やMBAの取得を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

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https://www2.ohmae.ac.jp/Dynamic_LP.html

1.MBAとは? これからのビジネスパーソンに必要なスキルを手に入れよう

MBAとは? これからのビジネスパーソンに必要なスキルを手に入れよう

MBAとは「経営学修士」という学位

「MBA」とは、経営学の大学院修士課程の修了時に授与される「学位」です。
正式名称は「Master of Business Administration」で、日本では「経営学修士」もしくは「経営管理修士(専門職)」と呼ばれることもあります。

MBA(経営学修士)とは?科目・取得方法やメリット・注意点と大学院の選び方

MBAの取得方法

MBAの学位は、国公立・私立・株立の経営大学院で取得できます。
国内の経営大学院は全国各地にありますが、なかでも首都圏に集中しています。自宅や職場の近くに経営大学院がない場合は、インターネット環境があればどこでも受講できるオンラインMBAのコースで学ぶことも可能です。

仕事を中断できる場合は、海外に住みながらその地域にある経営大学院で学ぶという選択肢もあります。

経営大学院のカリキュラムは、ヒト(組織行動・人材マネジメントなど)、モノ(マーケティング・経営戦略・オペレーションなど)、カネ(アカウンティング・ファイナンスなど)の経営資源の3領域を学ぶ科目を中心に組まれています。

この3領域を体系的に修得し、論理的思考や問題発見・問題解決のスキルなどを養うことで、経営・ビジネスで生かせる実践力が身につきます。

なぜMBAがこれからの時代に求められているか?

ここ10年ほどで、ビジネスにおける「VUCA時代」が到来したといわれています。
「VUCA」とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った言葉で、もともとは1990年代に軍事用語として使われていました。

変化が激しく将来が予測できない現代のビジネスの状況を表していることから、2010年代からはビジネスにおいてもVUCAという言葉が使われるようになったのです。

2020年に突如現れたコロナウイルスが収束する目途は立たず、ウィズコロナの生活が長期化することが予想されています。ウィズコロナ/ポストコロナ時代は、これまで以上に予測困難なビジネス環境になることは間違いないでしょう。

2020年7月末に実施された首相官邸での未来投資会議では、ウィズコロナ/ポストコロナ時代の社会の基本理念として、次の4つを掲げられました。

 ●1. 新しい働き方を定着させ(テレワーク・在宅勤務、時差出勤、兼業・副業等)、リモートワークにより地方創生を推進し、DXを進めることで、分散型居住を可能とする社会像
 ●2. 変化への対応力があり、強靱性・復元力を持った長期的な視点に立った社会像
 ●3. 企業も眼前の利益にとらわれず、長期的なビジョンに立った企業像
 ●4. 脱炭素社会・循環経済の実現も含め、持続可能性を持った社会像

このような社会像・企業像を設計していくためには、新しい働き方の定着や、一極集中の是正、当面の経済運営の課題解決、産業再生・事業再構築、国際環境への対応など、さまざまな変革が企業にも、そしてビジネスパーソン一人ひとりにも求められます。

(出典:首相官邸「ウィズ・コロナ、ポスト・コロナ社会の検討のための未来投資会議の拡充について」)

ウィズコロナ/ポストコロナ時代のビジネス環境を生き抜くために、ビジネスパーソンは次の3つの能力を高めることが重要です。

1. 課題発見・解決力

社会や組織において顕在化していない「本質的な課題」を見つけ出し、課題解決策を素早く立案して実行できる力のことです。

変化が多いVUCA時代においては、本質的な課題も従来とは異なることがあります。これまでの成功パターンにとらわれず、物事の本質を見抜く能力が求められます。

2. 新しいことにチャレンジする能力

これからの時代は、容易に社会の前提が覆ることがあるため、過去の常識や価値観にこだわるのはリスキーです。

今後、Z世代(1990年代半ばから2012年ごろまでに生まれ、幼いころからスマホやタブレットなどのデジタル機器を活用している世代)やデジタルネイティブとも異なる、ポストコロナ時代のニューノーマルの生活・価値観を常識とする世代が増えてくるため、新しいことに肯定的に取り組める資質はますます重要となるでしょう。

3. 自分で生きていく覚悟と能力

従来の日系企業では、終身雇用・年功序列・新卒一括採用・OJTを中心とした「メンバーシップ型雇用」が主流でした。

しかし、VUCA時代の到来に伴い、日本国内でも欧米系企業で用いられてきた「ジョブ型雇用」、仕事の範囲を明確にすることでより専門性を高める方向の雇用方式にシフトしてきています。

今後は、身分と給与が企業によって保障される可能性が低くなるため、会社に属していてもほかの企業から求められる人材になるための努力と心構えが必要になります。

これら3つの能力を、仕事と並行しつつ個人的に高めていくのは難しいことです。

そこで、これからの時代に適応するための能力を身につける方法として、MBAを取得する経営大学院での学びがあります。経営大学院では、体系的にビジネスや経営を学び、VUCA時代、そしてウィズコロナ/ポストコロナ時代に活躍できる人材を目指すことができます。

▶詳細は、
MBA(経営学修士)とは?どんなメリットがあるか、その価値をわかりやすく解説!

2.転職市場でのMBAの価値

転職市場でのMBAの価値

MBAは、取得を通じてこれからの時代に必要な能力を培えるだけでなく、転職市場において、以下に述べるような価値を発揮します。

高い学習意欲や主体性のアピール材料

MBAを取得するには、仕事をしながら、あるいは休職してまで、原則2年間という時間をかけてハードな勉強をこなさなければなりません。いずれの場合でも、主体的に勉強時間を捻出し、計画的に取り組む必要があります。

このため転職時にMBAを取得していれば、企業側に学習意欲の高い人物であるという印象を与えることができます。さらに、自分のキャリアやビジネスに対して真剣であるアピールになります。

経営感覚を持つ証明

MBAプログラムは、経営に関するさまざまな要素を体系的に学ぶことを通じて、経営・ビジネスで生かせる実践力を養うためのものです。したがって、転職時にMBAを取得していれば、実践的な経営感覚を持っていることの証明になります。

即戦力が求められる転職市場において、実践的な経営感覚を持っていることは企業からの評価につながります。特に重要なポストに応募する際には、大きなアピールポイントになり得ます。

高いコミュニケーション能力・英語力の証

MBA大学院での学びは、知識をインプットするだけの座学にとどまりません。教授・学生とのディスカッションを通して自分の意見を磨き、さらに多様な意見に耳を傾けることを繰り返すため、コミュニケーション能力が磨かれます。

また、海外のMBA大学院はもちろん、国内のMBA大学院にも英語のみのMBAプログラムがあります。これらのプログラムを修了した場合には、経営・ビジネスに関するスキルのみならず、高い英語力も身につきます。

3.MBAを取得すると転職に有利になる?

MBAを取得すると転職に有利になる?

コロナウイルスの感染拡大によって、採用市場も大きな影響を受けました。2015年から求人数は増加傾向が続き、2019年11月にピークに達しました。しかし、コロナウイルスの感染拡大以降、求人数は減少傾向にあります。一方で転職希望者数は増えており、2020年7月の有効求人倍率は1.61倍と、ここ5年間で最も低い倍率となりました。

今後も多くの転職希望者にとって厳しい状況が続くことが予想されますが、MBAを取得することで、転職に有利になることはあるのでしょうか?

MBAが転職で有利になりやすい5つのケース

1.経営・管理系職種への転職

MBAは、経営・管理系職、さらには総務、財務、人事、企画といったコーポレート部門の職種に転職する場合に有利です。

なぜなら、MBA大学院で学ぶ経営の知識のなかには、財務会計やマネジメントなど経営・管理系職種の実務に直結するものが多いからです。また、MBAでは経営の知識だけでなく、経営・管理系のポジションに欠かせない論理的思考能力も鍛えられます。論理的思考能力は、問題解決能力や提案力と深く関わっている他、経営方針の策定や具現化にも必要です。

経営・管理系職種への転職でMBAを取得していれば、実務をこなせるだけでなく、論理的思考能力を持つ人材として、企業から高く評価されることが期待できます。

2.コンサルティング・金融業界への転職

コンサルティング業界や金融業界では、MBAホルダーを積極的に採用しています。
MBAホルダー向け/限定の求人案件も存在します。

例えばコンサルティング業界では、特に経営戦略コンサルティングファームでMBAを取得した人材が求められています。

金融業界では、ゴールドマン・サックス証券などの投資銀行や、フォートレス・ジャパン・インカム・ファンドなどバイアウトファンドビジネスを中心としたファンド、プライベート・エクイティ・ファンドでのマネジメントポジションなどで、特に需要が高くなっています。

3.スタートアップ・ベンチャー企業への転職

スタートアップ・ベンチャー企業への転職でも、MBA取得が有利に働く傾向が見られます。特にIT系スタートアップ企業では、プロダクトマネージャーのポジションでの採用が活発です。プロダクトマネージャーでは、MBA取得で培ったマネジメントスキルや経営戦略を立案する能力を生かせます。

MBAホルダーとしてプロダクトマネージャーを経験した人のなかには、その後起業するケースも増えています。

4.外資系企業への転職

一般的に、外資系企業の場合は転職に有利になることが多いです。外資系企業の管理職や役員はMBAホルダーの割合が多く、昇進・昇格のためには必須の学位といっても過言ではありません。

外資系企業がMBAホルダーに期待するのは、ビジネス・経営に関する幅広い知識と実践的なスキルだけではありません。MBAホルダーが有する高い英語力と、英語を用いたコミュニケーション能力にも期待を寄せています。ビジネスシーンで実践的な英語力を持っていることは、転職時の大きな武器になります。

5.若手層のキャリアチェンジ目的の転職

若手のビジネスパーソンなら、MBA取得はキャリアチェンジ目的の転職にも有利に働きます。例えば営業職や販売職の人が、MBA取得のための学びを通じて経営スキルを身につけ、コンサルタント分野や経営企画分野、財務・法務分野などのプロフェッショナル人材にキャリアチェンジする場合です。

キャリアチェンジ目的の転職は、MBAプログラムを修了する時の年齢が30歳未満であればより望ましいため、キャリアチェンジを考えているなら、できるだけ早い段階でのMBA取得を目指しましょう。

MBAが転職で必ずしも有利にならないケース

経営・管理系以外の職種への転職

前述の通り、経営・管理系のポジションは、MBA取得を通じて得られるビジネススキルを存分に生かせる職種です。しかし、経営・管理系職、総務、財務、人事、企画などのコーポレート部門以外の職種に転職する場合、MBAは必ずしも有利になりません。

MBAで学ぶ経営・ビジネスに関する実践的スキルや論理的思考は、ビジネスパーソンに求められる普遍的なスキルであることには違いありません。それでも、研究開発などの専門職や純粋な技術職など、MBAの強みを生かしにくい職種もあります。これらの職種への転職を希望する場合には、MBA以外のアピールポイントを模索することも1つの方法です。

日本企業・年功序列型企業への転職

新卒採用に重きを置いて年功序列に厳しい会社など、よくも悪くも昔ながらの日本的な会社などでは、MBAを取得していることが転職で有利になるとは限りません。

日本企業には、欧米の大企業のようにMBAに価値を置いていない、あるいはそもそもMBAの価値を十分に理解していない人事担当者、マネネージャー、経営者も存在することがあります。

一方、日本企業でも経営陣などのトップにMBAホルダーがいる企業では、MBAを取得していることが、転職時有利に働くこともあります。

4.MBAホルダーの転職求人情報の例

MBAホルダーの転職求人情報の例

外資系・MBAホルダー向けの求人情報を扱うサイトで検索すると、MBAホルダー優遇の求人情報が多数掲載されています。

例えば、アジア地域を拠点とし、約3,000億円の資金を運用する独立型のバイアウトファンドでは、金融分野のスペシャリストを募集しています。アソシエイトとしてのポジションで、国内における投資対象を発掘し、対象の実態や問題点を把握するための調査を行います。同時に、投資後の経営全般に対するアドバイスも行う仕事です。

海外のチームメンバーとも連携して投資活動を行うため、ビジネスレベルの英語力が求められます。また、戦略コンサルや投資銀行での実務経験とモデリング能力を有することが応募条件です。企業の戦略判断に関わる、やりがいある仕事といえます。

2つ目としてコンサルティング業界では、グローバルなプロジェクトを数多く取り扱う外資系コンサルティングファームで、コンサルタント職のマネージャー、ディレクターの求人例があります。国内外のプロジェクトチームを牽引し、マネージメントするポジションです。時に前例のない課題を創造的かつ論理的な思考で解決する必要がある職務は、MBAホルダーとしてのスキルが生かせるフィールドといえます。

経営に関する幅広い知識、マネジメント力、高い英語力とコミュニケーション能力、グローバルに通用する知性や教養が求められます。戦略コンサルティングファームでのマネジメント経験も必要です。

3つ目として、ベンチャー企業の例では、IT関連機器やソフト、サービスを扱う上場企業の求人があります。経営企画・事業開発部門のスタッフというポジションで、M&A案件の実行とPMI、企業調査や市場のリサーチ、グループにおける戦略の立案と実行などを行います。

コンサルティング業界や投資銀行、事業会社の経営企画部門などでの実務経験があるか、もしくはMBAを取得していれば応募できます。主体性や交渉力、ファシリテーションスキル、実践的なビジネス英語力も求められるポジションで、MBAを通じて得たスキルを存分に発揮できます。スタッフとしての採用ですが、将来的にはグループの中核を担うポジションのため、経営戦略を議論できる能力は高く評価されます。

5.MBAを転職で最大限生かすための3つのポイント

MBAを転職で最大限生かすための3つのポイント

1.キャリアプランやビジョンを明確化する

MBAの取得を最終ゴールにするのではなく、経営大学院での学びを今後のキャリアにどう生かしていくのか、自分なりのビジョンを決めて、実際に活用していくことが転職においては重要です。

MBA取得によって描けるビジョンは、それまでのキャリアや年齢によって異なります。このため、自身の理想とする将来像をより具体的にイメージしたうえで転職に臨むことが必要になります。

例えば、20代のうちにMBAを取得するケースでは、外資系金融機関やコンサルタントファームにキャリアチェンジし、グローバルな人材として海外で活躍するビジョンも描けるでしょう。一方、30代半ばなど、ある程度自身のキャリアが固まっている場合、MBA取得で得た学びをこれまでのキャリアにプラスする形で、報酬やポジションなど、より自身を生かせる会社に転職するというビジョンが現実的です。

2.MBA大学院での学びを活用するマインドを持つ

転職でMBAホルダーが有利になるかどうかは企業によって異なりますが、採用側に「MBAで学んだことを実務で活用できる人材」だと判断してもらうことができれば、アピールになることは間違いありません。

また、経営大学院では、経営・ビジネスの知識やスキルの習得に加えて、さまざまな業種のケースに取り組むため、未経験の業界に飛び込む際の不安が解消されるなど、転職に対するマインドの変化も期待できます。

MBA取得という結果だけでなく、取得に至る過程で得られたさまざまなスキルやマインドを生かす姿勢を持つことが大切です。

3.リーダーシップ・アントレプレナーシップをアピールする

転職時に求められるスキルは、当然ですが企業ごとに違います。しかし、これからの時代に必要なビジネススキルには共通したものがあります。

例えば、さきほどこれからのビジネス環境を生き抜くために必要な能力としてご紹介した「課題発見・解決力」や「新しいことにチャレンジする能力」、「自分で生きていく覚悟と能力」。さらには、新しい事業を創り出せる創造性、ミッション・ビジョン・バリューを体現できるリーダーシップ、人間力を兼ね備えたアントレプレナーシップなどは、経営者だけでなく各ビジネスパーソンが兼ね備えておきたいスキルです。

これからの時代に役立つスキルを身につけることで、転職時にも、採用側に必要な人材であることをアピールできます。

6.オンラインMBAのススメ。ビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)とは?

オンラインMBAのススメ。ビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)とは

経営大学院で学び、MBAを取得すると転職で有利になるだけでなく、現職で障壁となっている課題を乗り越えられたり、昇進できたり、起業のために必要なスキルを磨けたりと、さまざまなメリットがあります。

しかし、仕事だけでも忙しいビジネスパーソンにとって、働きながら経営大学院で学ぶことは容易ではありません。

そこで、働きながらうまく時間を活用して学び続けられる「オンラインMBA」がおすすめです。オンラインMBAとは、経営大学院の授業の一部もしくはすべてをオンラインで実施するMBAプログラムのことです。

100%オンラインだから自分のペースでMBAが取得できる

本校(ビジネス・ブレークスルー大学大学院、以下BBT大学院)は国内初のオンラインMBA課程を持つ経営専門職大学院として2005年に開学し、これまで1,300名を超える卒業生を輩出してきました。

100%オンラインで一切通学せずに学ぶことができるため、多忙なビジネスパーソンであっても、時間を有効活用しながら自分のペースで学習を進められます。

普遍的・最先端の知見をビジネスの実務家から学べる

学長は、経営コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーの日本支社長やアジア太平洋地区会長を歴任した大前研一です。

学術研究を中心に据えてきた伝統的な大学とは異なり、日々刻々と変化する経営環境において世界中のビジネスパーソンが活躍するための普遍的・最先端の知見をビジネスの実務家から学べる学校を作りたいという想いから生まれました。

そのため、教員の大半は経営者・起業家・経営コンサルタントなどビジネスの現場において顕著な実績を残した一流のビジネスパーソンであることを重視しています。
さらに、時代に即した最先端のカリキュラムや教育手法を提供できるよう、アップデートを繰り返しています。

▶BBT大学院教員紹介

これからの時代に必要な経営スキルが身につく

MBAの醍醐味であるケーススタディは、RTOCS(アールトックス)と呼ばれる独自の教育メソッドを導入し、現在進行形の事例について取り上げます。

一般的なケーススタディでは過去事例を取り上げますが、今まさに起こっている事例について、「自分が経営者やトップだとしたら?」という視点で将来を予測し、具体的な戦略を考えます。

BBT大学院では、「自分が経営者だったらどうするか」という視点や、教員やクラスメイトから多様な意見を学ぶことを大切にし、実際のビジネス現場で起こり得るテーマを具体的に取り上げ、これからの時代に求められる問題発見・解決能力を身につけることができます。

オンライン学習でもモチベーションを維持・向上できる

教務スタッフによる学生サポートが手厚く、学習の進捗フォローを行い、学習サポートやアドバイスをしている点もBBT大学院の魅力です。

教務スタッフは、一人ひとりの学生の受講の進捗や発言頻度などを日々確認し、名前を覚えてしまうくらい常に気にかけ、身近な存在として伴走してくれます。

7.BBT大学院でMBAを取得した人の転職例

BBT大学院の修了生は、1,300名以上。そのなかで、卒業後に転職に成功した人も数多くいらっしゃいます。好転職例をいくつかご紹介しましょう(情報はインタビュー当時のものです)。

ディスラプティブなデジタルソリューションを提供できる人材へ

奥村由希子さん(2015年 秋期入学)
ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)UX/UIデザイン部Tokyoチームを課長として統括していた奥村さんは、BBT大学院入学と同時にデザイン部門からの異動オファーがあり、悩んだ末に退職を決意。その後、個人事業主として開業し、デザインプロジェクトに参画します。卒業間近に、自分の経験やスキルセットの棚卸しの意味も込めて就活をしていたところ、アクセンチュア(株)のデジタルデザイン部門からオファーをもらい、BBT大学院の学びを生かせる環境として転職。

「大手のコンサルティング会社に籍をおき、より大きなクライアントの課題に取り組むことができるようになりました。BBT大学院での学びを生かして、ビジネスとデザインの越境領域で仕事ができることにワクワクしています。デザイン部門を組織としてもリードし組織力を高めつつ、1つでも多くのディスラプティブ=破壊的なデジタルソリューションを提案し、世の中をもっとよくしていきたいです。」と転職先での目標を語っていました。

▶奥村さんのインタビュー詳細は、「ROLE MODELS」へ

「MBAホルダーである」という緊張感からアウトプットの価値が向上した

森琢麻さん(2017年 春期入学)
「自分の力で稼ぎ、ライフワークを成功させるために、肩書に頼らない確固たる実力がほしい」と考え、BBT大学院で学ぶことを決めた森さん。

入学当時は、外資系の化学・食品・バイオサイエンス系のメーカーにて営業職に従事していましたが、BBT大学院在学中に「もっと挑戦したい」とスタートアップへの参画を決意し、株式会社M&Aクラウドへの転職を成功させました。

「経営の総合格闘技」とも呼ばれるM&Aの仕事は、事業戦略、マーケティング、ファイナンス、人事、ガバナンスなど、あらゆる経営の知識と実践力を用いて行われるダイナミックな意思決定です。「M&Aのアドバイザーやエグゼキューションを手掛ける現業において、BBT大学院で学んだ体系的な経営スキルは大いに役立っている」「“MBAホルダー”だと意識することで、日ごろの仕事の成果や思考発信などに緊張感が生まれ、アウトプットの価値が向上した」といいます。

▶森さんのインタビュー詳細は、「ROLE MODELS」へ

BBTでの学びによって、やりたいことをやり抜く人生を選べるように

小野孝太郎さん(2014年 春期入学)
BBT大学院在学中に21年間勤めたOracle Corporation (シリコンバレー本社勤務)を退職し、残りの人生は「心が強くて優しいリーダーを沢山育てる」をミッションに、「全ての人がやりたいことをやり尽くす世界」をビジョンに生きていくことを決意した小野さん。
オラクル退職後は、「どうしても公教育の現場を経験したい」と、福岡県で小学校の教師を2年間経験。その後、シリコンバレーに戻り、個人事業主として複数の事業を立ち上げました。

今後のビジョンについては、「将来は日本に戻り、誰でも入れる高校を経営する予定です。高校生でも様々な痛みを経験している人が多数いるのが事実です。そういう子どもたちが私の高校で心に火をつけて、“心が強くて優しいリーダー”に育つ。そんな高校を必ず経営したいです」と語っていました。

▶小野さんのインタビュー詳細は、「ROLE MODELS」へ

8.世界に通用するビジネススキルを転職でも活用しましょう!

世界に通用するビジネススキルを転職でも活用しましょう!

業界や企業によって、MBAを取得していることで転職に有利になる場合があります。また、MBAホルダーを特に優遇してない企業であっても、経営大学院で学んだ経営やビジネスの知識やスキルを業務に生かせることが採用時にアピールできれば、有利になるといえます。

BBT大学院をはじめ、100%オンラインで受講できるMBAプログラムなら、時間・地理的な制約を乗り越え、仕事やライフスタイルに合った学習が可能です。

BBT大学院のオンラインMBAなら、グローバル化するなかで求められるオンラインでのコミュニケーションスキルも、身につけることができます。ビジネスのグローバル化が進み、VUCA時代が到来したといわれる昨今、世界に通用するビジネススキルをBBT大学院で身につけ、転職でも活用しましょう!

100%オンラインのMBAプログラムで、具体的にどのように学ぶのか、なかなかイメージできない方も少なくありません。そこで、BBT大学院では、一人ひとりがその場で疑問や不安点を十分に解消できるよう、少人数制による説明会を定期的に開催しています。

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